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魔法使いの嫁 9話 [アニメ]

魔法使いの嫁 9話です~!
本当に・・
この作品は何処まで人の心を繊細に描いてくれるのだろう・・
物語が進む度に、キャラの心理の微妙な変化を、本当~~に繊細にわかりやすく描いてくれます
おや?前回の話でエリアスとの心繋がったので、これから新しい幸せがくるのでは・・・と、思っていたのですが・・
成程、そうですよね・・
現実は御伽噺のように、そう簡単にはいかない。
量思いになってハッピーED~で終わりなのは絵本や今時の少女漫画の中だけで、実際には、結ばれた後の方が人生山あり、谷あり~本当の大変ってのはここからなんですよね。
そう、智世は新しい何かを手に入れたと同時に、それは、新しい試練を与えられたといってもいい
穏やかな時間が幸せであればあるからこそ・・
彼女は今まで、その当たり前の幸せを知らずに・・知る心の余裕がなかったから・・。
見るもの、感じるものが始めてだらけで・・
そう、彼女を思い、必要としてくれる人が始めて目の前に現れたことにより、一つの変化がおこり・・
そういう人としての感情に、ようやく気付けるだけの余裕が見えてきたということ・・。
それは、彼女の人としての心はとても豊かになった分、今まで知らなかった感情が心を占めていく。
生きたい、死にたくない、彼に必要とされたい・・
そんな当たり前の思いが、今の彼女には重く苦しい・・。
そう、当たり前の幸せを知らない彼女には、それが自分勝手な心なのだと思いこんでしまっているように見えるのが切ない。
今の彼女の視野では、そんな風にしか物事が見れないのです。
部屋に閉じこもったままのエリアスが心配で・・でも、閉じられたドアを思い切って開く勇気がない・・
その、一歩が大切だけれど、人とのふれあいになれていない彼女には、それがとても怖いんだろうね。
余計なことして嫌われないか・・とか、自分が踏む根でいい領域なのか・・
多分、言葉に出さない分、彼女の心には色んな感情が入り乱れていて・・
それをさりげなくサポートしてくれる使い魔君の、素直な言葉や行動は、心と閉ざしがちの智世には本当に良いパートナーだと思う♪
だから、この一人と1匹の情景は、この作品において愛おしいツーショット~と、いっても過言じゃないくらいには好きなシーンです、会話とかのやりとりも可愛いですし・・
体は大きいけれど、中身は小さな子犬みたいで・・♪
黒くて大きくて、フサフサしてる~て所もポイントかな~♪
あの毛並みに、ものっすごい顔をうずめて頬ずりしてみたくなる衝動が・・(笑)
そして、お手伝いさんにお金とメモ持たされて放り出される一匹と一人・・(笑)
そこで、再会した人物との何気ない会話・・
なんだろ、私がまだ、物事の分別~まだまだ未熟だった、彼女と同じくらいの年齢かな・・
その時の自分を凄く思い出します(笑)
誰かを信用したり、好意をよせることに、とても不器用だった時代・・・・
だから凄くわかるんです。
智世の隣には、さりげなくサポートしてくれる、彼のような存在が必要だって・・
そう、この頃の年代ってのは凄くデリケートで、色んな感性を磨くために大事な年齢
与えられるだけの物だけを受け止めているだけではダメ・・
一つの物だけに固執するのは、本当によくないのです・・
智世のように過去に色んな経験をしてしまうと、心を閉ざしぎみになりがちですが・・
世の中人一人の人間が全てじゃない、優しい人、厳しい人、面白い人、心の弱い人~と、色んな人がいます。
でも、そういうのは人と触れ合ってみないと、まったくわかりません。
ただ一人の人との係わり合いでは、一人の人の有り方しか知れず、世界の全てはそうだと思いこんでしまう
だから、視野が狭くなる
彼女には優しい人とのふれあいの記憶がない・・
だから、人と深く関わりあうのが怖い。
深く繋がれば繋ぐほどに深い傷を負わせるかもしれないし、負わされるかもしれない・・
そんな思いが心を占めると同時に・・
けれど、一人になってしまうのはいや・・・。
一度知ってしまった温もりっていうのは、そう、なかなか忘れられるものじゃない
その、相反する、今まで経験したことのない感情に、智世は戸惑い葛藤しているんです。
でもそれは、成長のあかし・・
今までの彼女なら消して感じることのなかった幸せな苦悩なのです。
人の温もりを知らなければ感じられない感情の一つであり、これは、人と深く繋がるためには知っておかなければいけない、乗り越えるべき壁の一つ
そう、彼女は一人ではない、優しい言葉を向けてくれる、心配してくれている人がいる・・。
そのことに、何処まで彼女が心を開き信じられているか・・ですが・・。
そして、今朝できることの出来なかった一歩に、彼女は勇気をふり絞ってみるのです。
彼という存在を受け入れるのも、エリアスと同じ立場だからと・・思い込んじゃって・・いるのかな。
普通なら、それは相手への愛情や好意ととらえるけれど、彼女の人としての感情・・というよりは知識は、そこまで到達していないから理解できないのか・・
なんて、色々考えてしまいます。
同じ物を持ち、共有する心って、つながりやすい~てのは確かなので・・
それを、彼女がいい方へと捕らえてくれると良いのにな・・なんて思いつつ・・♪
そして、久々に思い出した、母親の呪われた言葉・・
そう、別に彼女は呪われてなんていなくて、勝手に彼女が自分は呪われているのだと思いこんでいる・・
そのことに早く気がついて欲しい・・
そんな思いにかられます♪
そして、彼女は初めて自身の意思で動き始めます
それが姿を消したエリアスへの執着だったとしても・・
どんな理由でもいい、人が人として行動するべき理由が見つかるのって、とっても大切です。
そして、無垢で純真が故に、直球な彼の言葉が凄くいいですね。

エリアスを愛してるんだな。あいつがいないのを恐れ、それ以上に心配している。
否定する必要はないだろ?自分以外の何かを愛するのは大事だ
何かをまもるために、自分自身のために何よりも大事だ

という言葉が、凄く胸に響きます♪
本来、面と向かって言われると、死ぬほど照れくさくなる台詞だけれど・・
なぜか、照れを通り越して、心が温かくなる台詞・・とでもいえばいいのでしょうか・・。
いいですよね、こんな言葉を、さらっと言えてしまえる純な心って、とっても大切♪
大人になると、色んなこと考えて、なかなか、こんな台詞さらっとはいえなくなっちゃいますから(笑)
でも、純真な愛を沢山与えられ慣れていない智世が理解するには、なかなか難しいものです。
そう、他者への、他者からの好意を素直に受け止められるのが最高の幸せ~だと、私は思います。
けれど、彼女には、まだまだそのあたりは勉強中で・・
エリアスを探しに立ち寄った、気の良さげな老人とともに目の前に現れた美人な吸血鬼も同じく・・
愛情表現ってのは決められた枠では収まらないもの・・。
吸血鬼の愛は愛する男の血の変わりに命を奪い才を与えること・・
そう、吸血鬼の愛仕方は人との愛し方とはかけ離れたもので・・
だから、この吸血鬼は、この老人を愛してはいないと・・
与えるでもなく、奪うでもなく、ただ、傍にいること・・
それは吸血鬼には許されない愛仕方・・
だから、吸血鬼には理解しにくい複雑な心・・
なんだか、智世ととても似ている気がします。
愛仕方が不器用というか、意固地な所といいますか・・。
彼女の手に手渡された、老人が書いたといわれる、恋愛小説。
その物語の内容は、とても当たり前でなんてことのない内容で・・
でも、その作品を良いなと感じられるかは読み手次第・・。
私個人としては、ただ見た目の派手さや斬新な物よりも、地味でも、心に何か伝えてくれる・・ 目よりも心で楽しませてくれる・・そんな作品は、今の時代大切で、とても貴重であり、私好みな作品になります。
又、智世のように、当たり前を幸せに感じられる・・そんな暖かな心を持つことも同じくらいに国宝者だと、私個人は思います
今の世の中、中身よりも見た目重視~になってきてるようなきがして・・
情熱注げる人は人で良いけれど・・
情熱がなくても、心に暖かく優しい物を持ててるだけでも、十分人は幸せなのかな・・と思うのです。
誰かを大事に思ったり、好意をよせたり、可愛がったり、笑ったり・・
それが出来るだけでも人は十分幸せなのかな・・なんて・・♪
そう、本来見えないはずの物を見透かしてしまうような・・
大人になっても、良い意味で子供の心を忘れないでいる、清くて真っ直ぐなこころ・・・
無知な大人は恥ずかしいけれど、子供の頃の大切な物を忘れないでいられる大人は素的であり、凄いことだな・・て、思います。
そうして、智世は、一つ、一つ、知らないことを覚えていきます。
今の彼女にとっては、こうした、何気ない人とのやりとりがとても大切なのです。
そう、だって、こういった人との係わり合いを、彼女はもったことがないのですから・・。
なんでも経験して、人間は知識を入れ、賢く、心を豊かにさせていくのです。
そして、この出会いがきっかけかはわからないけれど、この家を後にして見つけたエリアスの姿に・・
そう、再び彼女の人としての心が深く、大きくゆらぐ出来事がおこるのです。
彼女にとっては、きっと、初めてできた大切な人の変わり果てた姿・・。
そう、彼女が物分りよく見えたのは、彼女は何も知らなかったから・・
何も興味がなかったから・・
だから、エリアスの言葉に何も疑問を浮かべず、タダ頷くだけだった。
でも、今の彼女はそうじゃない・・
何も知らず、何も知らないままの子供ではなくなってきたのです
特別な誰かを作ることによって・・。
そして、今までは気付かなかった、気付こうとしなかった、エリアスの本音への不安・・。
そう、大切な人だからこそ、不安にもなるし、腹がたつことだってある。
そもそも、興味のない対象相手になら何されても、言われても適当に放置しておけば、それで住むことも多いです
言いたい人には言わせておけば~てね♪
周りにも、自分自身にも特に影響ないものは放置しておくので十分です(笑)
エネルギーは使うべきときのためにとっておかなければ
智世のように、大切な人を思い、守るためとか・・♪
智世には、まだまだその辺りを理解していくには年月がきっと必要で・・
だから、初めて見せるむき出しの感情が本当に人らしく、とても新鮮で・・可愛い・・♪
本当~~~に・・
彼女の心は、どんどん豊かになっていきます。
ふとした表紙に、心の闇が見え隠れしますが・・
もう、普通の、少し不器用で大人しい女の子と、そんな変わらなくなってきている・・
と、私個人の目では見えます♪
はたから見るとわかりにくい~ていう人もいるかもしれないけれど、確実に彼女は変化していってますし・・
それを見守るのが楽しみ~~
てな感じで、待て、次回~~
以上!

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