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グリザイアの果実 5~7話感想 [アニメ]

グリザイアの果実 5~7話の感想です!
この作品、1クール仕様なのが本当に惜しい!
共通ルートに個々ルートをちらつかせながらの物語構成は完璧
本当、いい具合にいらない部分は省いて物語構成をしてくれているので、それならば雄二のみちるへの思いを打ち明ける部分とかも、うまい具合に削除し構成し直しても良かったかな~
と感じるのです・・。
例えば、俺はお前を命をかけでても俺が救ってやる・・
お前の気持ちを確かめたいんだ・・
という台詞も、ゲーム本編ならば、二人の関係が濃密になっているからこそ、納得いける展開ですが、アニメ版では、みちるとの関係そこまで親密になっていないので、彼女を救うべき展開になった時の台詞・・
あえて、その台詞を省き、戻ってこいみちる、お前はこのまま自分の殻に閉じこもったままなのか、それでいいのか、みちる!
みたいな問いかけのみにしてくれていれば違和感なく、凄く綺麗にまとまっていたような・・
気がします・・・(笑)
後、車での移動の最の会話も入れるなら、場所を特定できるような単語や地名を出してくれればありがたかったかな・・
まあ、風景で、場所が何処かはわかるでしょうが・・
そして、一番大事な、ラスト、望を叶ったことに感動してみちるが泣くシーンも・・
その前の一番大事なシーンが、さくっと削除されてしまっていたので、感動も減ってしまっているのが残念で・・。
そして、それは由美子ルートでもある意味同じこと・・
彼女の境遇は比較的描かれているけれど、やはり物語の展開が早い・・
上手くいえませんが、もっと由美子が、あそこまで追いつめられていく彼女の心理描写を後もう一歩細かく描いて欲しかった・・
そして、雄二に対する心の開けるタイミングが凄く早い?
間合いがなく、さらっと語り始めすぎているかな~
という違和感を抱きつつ・・。
けれど、アニメはアニメならではのオリジナルな会話は、それはそれで悪くなゆえに、惜しい
というか、由美子ルートを1話でまとめるのには後数分プラスα欲しかったかも・・。
けれど、映像故の由美子と雄二の距離感の演出は良い・・・
由美子似の美しくも優しい面差しの母親が見れたのもお得な部分でもあり・・
アニメならではのオリジナリなつなぎ方も悪くない・・♪
ただ、雄二と由美子の心の交流が非常に薄い分、由美子ちゃんが何気に強か!
というか、物凄く強か(笑)!
彼に補助されているとはいえ、なんとも大胆不敵な行動を!
こんな展開で運ぶとはアニメ版凄し!
父親との関係の結末・・
これは、ノーマルともトゥルーEDともいわず・・
雄二と父親が語り合うのは一緒だけれど、語り合う内容が微妙に違う・・
それは、由美子ちゃんの言動が、原作とまったく違っていたからなのですが・・
でも、父親の由美子を思う、本当の気持ちというのは、比較的わかりやすく描かれていて・・
完全なるオリジナル展開により、なんだかんだで悪くない終わり方のような気がします(笑)
中途半端に本編のシナリオ追って感情移入しにくい展開よりは、オリジナル展開の中にて、ポイントポイントで原作の展開や台詞をオリジナルな表現で描いてくれた方が、それはそれで納得な物語の流れで・・・
是非、原作をプレイしつつ、雄二のあの時の台詞や、物語の流れ、父親と由美子の関係・・
それらを堪能されて欲しいな~なんて思う内容でした♪
なので、Aパートは駆け足でしたが、Bパートは新鮮な展開で悪くなかったですね・・♪
多分、原作通りの作りでは、全然1話ではまとめられていなかっただろうと思うので、ある意味スタッフさんの腕の見せ所だった・・とでもいうべきでしょうか・・。
そう、アニメならではの終わり方は嫌いじゃない
そんな由美子ちゃんルート~
そして、次は幸ルートになるわけですが・・・。
本当、このアニメ、ファン向けというよりは新規の人向けにコンパクトに上手く作られているかな・
と・・
多分、違和感感じるのは原作をプレイしたからこそ・・
なのかもしれない・・
と、幸と由美子ルートを見て思いました(笑)
過去の情景もアニメならではの運び方も素晴らしく、キャラクターの置かれた位置等も、ちょっしたシーンや会話だけでわかるような作りになっているのですよね
この、幸ルートの冒頭のアニメ展開などは特にそう・・。
幸のモノローグから入ることで、何かを抱えているらしい幸の心情がまず表現される・・。
そして、お風呂での出来事・・
そして、幸が雄二の名をうわごとで読んだときの呼び方・・
それに何かを感じて早くも動きをとる雄二・・
何故か幼い頃の幸の姿と、そんな彼女と共にいる自分をの姿・・
という流れで、大事なポイントを上手く30分のわくで綺麗にまとめあげていく・
そして、お風呂での事件と、みちるの何気ない言動を本気にして私室に完全に引き籠ってはパソコンとにらめっこ状態の幸・・
食事もとらない、携帯にもでない・・
天音達はお風呂の事件もあったことだし、心配はしているものの、雄二は気にしすぎだろうといってみせる所とか・・
結局は、さりげなく雄二が様子を見るという意見に、由美子が賛同すことで場が上手く収まる・・・。
この前の回が由美子ルートにより、彼女からの完全に信頼を得られた形ゆえの延長線上での幸ルート・・
というような流れで進んでいきます。
そう、皆、とりあえずは恋人にまではいかず、あくまで友情どまりで、それぞれの個々ルートへと物語は進んでゆく・・
それゆえに、雄二とヒロイン達との過去の関わり合い~というものを、アニメ版では深入りさせずに、あたり障りない構成で作るがゆえに、人間関係の構成事態は、これ以上ないくらいに自然に、上手い具合の作りになっている・・。
と、今更ながらに感じさせられました。
原作では、幸が自身の認識の過ちを気づくのは、もっと大がかりな話になっており、それゆえに恋愛関係にまで発展させられていましたからね~
お友達レベルならば、ここら辺で丁度良いかと・・。
そう、爆破事件も結局アニメ版ならではの対処故のキャラクターの会話・・
その上で、原作での雄二の名言もちゃんと残されている作り・・・♪
ただ、贅沢いうなれば、幸の両親が彼女を思う余裕もなく仕事に入り浸っている所をもう少し協調して欲しかったかな・・
と、思います。
子供にとってはお金よりも、共に過ごす時間の方が大事だということ・・
贅沢で覚めたおかずよりも、質素でも暖かいご飯を食べることの喜び・・・
その辺りが合描かれることで、幸の歪んだ思考に、より説得力を持たせられたかな・・
と・・
1話分もの追加はいらない・・・
そう、ほんの数分の追加でよかったのかも・・
そうすれば、その後の雄二の幸への言葉は、更に深みをだしていたかと・・・。
幸の過去を聞き、雄二も自分のことも話だします・・・
そして、雄二から幸に向けられた言葉・・
俺はお前の我儘で救われた・・・
そういう我儘だって存在する・・。
我儘をいえない素直すぎる子供を見る程親にとって辛いものはない
親として、子供に出来ること・・
仕事で豊かな生活を子供に与えるか、それとも子供との楽しい時間を過ごすことか・
両親は、悩んで、悩んだ結果出た結論・・。
それは子供の思いを優先すること・・
そして、それは幸の我儘だからではなく、両親が幸を愛していたから選んだ決断で・・
親にとって、子供の我儘は時には嬉しいもの・
だから、普段がまんしていい子でいられる子は、時には我儘をいうくらいがいい・・。
今までずっと、そうやって一人で頑張ってきたお前だからこそ、なおさらに・・
と・・・
そして、更に語り掛けるのは・・・
恩を受けることが恥ずかしいのではない、その恩を返さないのが恥ずかしいことだと・・・
こう、さらっといってのけちゃう所がカッコ良すぎて・・・♪
更に、あのときお前に助けられた分を、今後俺はお前に返してやりたい・・・
そう、言って見せる姿が猶更・・・♪
そして、幸が両親と向き合うシーン・・・。
今になってようやく、両親の本当の思いを知る・・・。
愛されていたことを知らずに、憎まれていたと思いこんでいる彼女に向けた、両親からの最後のメッセージ・・
そして、両親の事故から、初めて口にした幸の我儘は・・
という感じで、オーソドックスにまとめられた幸ルート~
本当、CMや、ED部分をカットするくらいの時間枠で放送できればよかったのかも・・・
なんて思いつつ、次は蒔菜ルートになります!
アニメ版はどんな物語の運びになっていってくれてたかな~
と・・
それはそれで楽しみに思い通つ今日の感想はこのあたりで!
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