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グリザイアの果実 みちる プレイ感想1 [ゲーム]

グリザイアの果実 みちる プレイ感想1です♪
一言でいうと、単純にお馬鹿さんタイプ。
理解しやすいし、わかりやすいけれど、でも面倒臭い女。
と、いうのが一番!
でも、鈍感な割に、妙に気が回る所があったりとかして・・
でも、基本的にお馬鹿なんですよね~
全てにおいて・・
けれど、お馬鹿だからといって何も感じていないわけじゃない・・・
彼女にも彼女なりの色々複雑な理由があるんですよね。
そう、複雑な・・・
なので、一見、ただのお気楽で能天気娘に見えてもそうじゃない・・
雄二が思うよりも、ずっとデリケートで難しい子なんです。
ただでさえ女の子で、雄二に対しても好意を抱いていないわけでもないから、猶更のこと・・
それに、まったく空気の読めないお馬鹿さんというわけじゃなくって、ちゃんと空気は読むんです
ただ、ちょっと、その気遣いの仕方がわざとらしいかな~という部分もありますが・・。
まあ、何にせよ、いくら何でもみちるがOK~といったとはいえ、好きでもない相手にああいう行為はよろしくないです。
大人の男女関係を理解するには、みちるは、年齢よりもずっと幼いわけで・・・
そう、雄二のとった何気なくも、とんでもない行動が、彼女の気持ちに明確な変化をもたらせてしまう・・・。
正直、それだけの好意で?
と思うと同時に、それがきっかけだったのか・・
と、納得させられる部分もあり・・。
男女の関係って複雑で、微妙なバランスです
雄二にとっては何でもないことも、女の子にとっては何でもないというわけにはいかない・・
そういうものって、大人になっても形を変えて、存在しちゃうんですよね。
男性的には理不尽・・なんて思われるかもしれませんが・・。
妊娠させてしまったり、ベッドを共にしても・・
なんだかんだで女性側は受け身のタイセイでなければいけない。
怖いから自分から動けば楽になるものでもない・・し・・。
なにより、心って、凄く繊細なんです。
もちろん、男性だって繊細な部分はあるでしょうけれどね・・。
女性の方が、踏み込んじゃいけないテリトリーって、もしかしたら多いのかもしれません。
しかも、みちるにいたっては、彼女自身、自分のことがわからなくて不安に怯えている所もあるので、余計に・・。
基本的、雄二という男は武骨ですからね。
けして優しくないわけじゃないのですが、変な所に鈍感で、変な所で女心に敏感という、なんとも難しいキャラでもあるので・・(笑)
けれど、彼の経験が経験故に、どんな秘密を打ち明けたとしても受け入れてくれる許容範囲の広さは、男としての魅力はあるかな・・
なんて思います♪
私が受けてきた境遇も、彼からすればたいしたことでもないし、嫌悪感抱いたり特別視ししたりするレベルではないだろうな・・
なんて、二次元のキャラ相手に思ってしまう私ですが・・・(笑)
でも、そういう雄二だからこそ、みちるも安心できる・・
素直に拒否したいときは拒否できるし、求めたいときに求められた・・・
本当、特別扱い~されることこそ、一番嫌うんですよね
人と違う何かを抱えている人間って・・・。
けれど、雄二にとっての普通と、女の子にとっての普通がいっちするかどうかというと、なかかな難しい・・。
素直になりたいけれど、経験がなくて恥ずかしくて、出来ない結果・・
テンパりすぎて、はたから見ると何してるんだ?
という行動にとるのがみちるで・・。
本当、このこのテンパ中の会話って、意味不明すぎて、プレイヤーの私ですら戸惑ってしまいます・・・(苦笑)
彼女そんなだからこそ、ある人物が出てきて彼女のフォローをしようとするけれど・・
雄二のいう通り本人が心から望み、本人の意志確認なくの行動は、私も好ましいとはいえないかな・・
なんて思います。
誰かに手を差し伸べるよりも、そっと背中を押してあげるのが本当の優しさだ・・・
という雄二の言葉に深く頷きつつも・・
結構、それって難しい・・・。
言葉では簡単だけれど、そういうタイミングのありなしというのがあるわけで・・。
けれど、相手に対してそういう感情を抱く地点で、そういう問題から逃げちゃいけない関係にもなっていく・・。
だからこそ、感情が深まる・・。
助けてあげたいけれど、どうしてあげれば良いかわからない。
適当な言葉で慰めるようないい加減な言葉を発したくなしし、それ以前に言葉が出てこない・・・
だから、雄二は行動でしめす
人の温もりって、時として言葉よりもずっと暖かく、伝えてくれるものでもあるから・・。
本当、雄二って男の魅力は、時には嘘やごまかしで切り抜けていく器用さを持ち合わせているけれど、根本的な大事な所では嘘偽りをのべない・・・
というか、それが出来ない男だ・・・という所かもしれません。
彼氏ごっこや恋人ごっこなんて、いつまでも続けていられるものじゃない・・
夢や希望・・
今が一番幸せで、そんな時間が永遠に続けばいい・・
なんてのも、無理な話で・・
けれど、そうであってほしくないと思うのも人の心情・・
願い続ければ奇跡が起こるかもしれない・・・
でも、きっとそれはただ願うだけではなくて・
だけど、やっぱり人生には色んな思いや出来事があるから、成り立つのであって・
なんだか、色々と矛盾しちゃうのも人の心かな・・・
と・・
みちるの内面って、そんな現実と偽造された世界が表裏一体化しているようで・・
やがて、限られた時間は終わり、彼女にとって夢のような時間は終る。
そう、夢ではなく現実に戻される時間・・
それをきっかけに、恋人ごっこをしていたツケが、二人の、ただのクラスメイの関係が壊れていくことになります。
それも、雄二自身触れずにいようとした、彼女自身の出来事に、つい口をすべらせてしまうことによって・・。
それは、決して彼が望んでいたことではなく、むしろ恐れていたこと・・
きっと、雄二自身ゴッコだからこそ、軽い気持ちでミチルに手を出すことができた・・・
そう、今の雄二にとってのみちるの雄二への思いはけして軽いものでもなく、これから起きる出来事も、彼らにとっては軽視することの出来ない出来事・・。
たった一匹の、小さな命の出来事・・
そう、小さな動物の命・・・
でも、命には何ら変わらない。
日本は人間以外の動物の命を軽視しがちですが・・
多分、それは日本という歴史ゆえに・・
なのでしょう。
戦争を経験し、多くの人の命を失い、ペットを育てる余裕なんてない、人間同士が必死で生きてきた時代・・・。
又、動物は悪魔でペットであり、仕事のパートナーとしてなりたたせていなかった国でもあります。
そういうのがあるからこそ、動物=家族という法律は日本に存在しなくて・・。
でも、飼い主にとっては家族も同然であり、そんな法律なんて敵労されるはずもない。
だから、冷たくなっていく小さな命に、理性を無くして泣きわめく、みちるを責める気持ちもなければ、その涙につられてしまいそうになります・・・。
けれど、何が気に入らないのかといえば、その後の彼女の言動なのですが・・
そう、世の中には色んなことがあります。
本当に、色んなことがあったが故に、ひきこもりになる人は確かにいるでしょう・・。
でも、基本的には、ひきこもりっても意味ないんですよね
自分が、一人殻に閉じこもっていても周りは何ら変わらず時を過ごしていく・
その結果、無駄な時間の過ごし方をしてしまっているだけで・・・
と、雄二のモノローグにて、ふと感じてしまいました。
そして、それに拍車をかけるように・・・
たった一つの悲しみを、何もかも・・
と、認識してしまうこと・・
世の中、そんなに単純じゃない。
悲しいこともあれば嬉しいこともある。
駄目なこともあれば、良いこともある・・・。
向こうは向こう、こちらはこちらと割り切ってできなきゃ人生なんてやってられない、広い視野持てなければ世の中渡れない。
人の縁はつながっているけれど、出来事の全てがつながっているわけではない。
自身の行動が責任問われることはあるし、認識もたなければいけないけれど、それら全てが自分のせいと思い込むのは又おかど違いなんです。
責任と、責任感・・
時と場合によってはこれらを、ちゃんと区別しなきゃいけない
それを理解していないと、結局は正しい答えにたどり着けず、逃げるに走ってしまう・・。
みちるの行動は、まさにそれであって・・
誰かに構われるのは嫌、でも一人でいるのも不安で苦しい・・
そんなめちゃくちゃで、我儘な感情・・
そして、本当、こういう時の、男と女の関係ってズルイ。
言葉なくても、慰めあっちゃうことは出来てしまうのですから・・。
そして、投げやりな求め方ではない限りは、求められれば応えてしまうのが雄二という男で・・
それは、けして解決の糸口でもなんでもなく・・・。
けれど、それをきっかけに語られる、みちるの過去・・。
今の彼女が形成されていく最初の出来事・・。
本当、私もお世辞にも頭の良い子供ではなかったし、親との腹をくくった会話なんてしてこなかったし・・
言葉による虐待は受けていた口だったので・・
多分、当時の私は彼女と同じ物の考え方であり、にた境遇だったかもしれませんね~(笑)
それは、決して良いことなどでは、俄然なくて・・・
自分で自分の居場所作れない子供って、そういう考えにならざるおえないし、自然と孤独を好むもの・・
て、友達が一人もいないとかではなく、必要ならば一人でいることに抵抗なかったし、一人遊びをするのは得意だった・・
というか・・
それでも、なんだかんだで友達と遊ぶのも、又好きだし楽しくて・・・(笑)
ただ、大勢でつるむのは苦手で、今でも特異ではなく・・(苦笑)
それでも、命をたとう・・
という考えだけは持てなかったかな・・
今も昔も・・・
それが、彼女と私の違う所であり、自分のおかれた立場に気づくのが遅くて、手遅れだったからこそ、それがみちるの結論だったのかもしれない・・。
そして、視野が狭いと発生しやすいのが適応能力の低さと、固執
それは、人だったり、物だったり、環境だったり・・
そういう時に、適応能力が低いと、とんでもない結論にいたってしまう。
一つの出来事を、ずっとひきずり続け・・
そして、自分の確かな居場所を強く求めてしまう・・。
別に、在り方なんて適当でいい、こうでなきゃいけないとか、なくていいんです。
人に頼りにされるから自分の居場所がみつかるのではなく、自分が自分でいるから自分の居場所を見つけ、その結果人に必要とされる人間になれるのではないだろうか・
なんて思っちゃいます。
にしても・・・
リストカットのシーンは、文章だけでも痛々しく見えてしょうがなくなるのは年齢のせいでしょうか?
昔はスプラッタ映画とかも平気だったのに・・
なんて関係ないことを思いつつも・・
みちるの長い物語は終わります。
みちるがアホな子を演じるのは、過去の理由があったからなんだな・・
と、思うと、少しだけ、みちるをみる目が変わってしまうというか。
言いにくいことを誰かに話せて、スッキリした笑顔をみせる、みちるをみると、雄二でなくても嬉しくなるといいますか・・。
本当、過去は大事だけれど、縛られ続けるものじゃない
過去は、どうあがいても変わるものじゃない、けれど未来は変えていけることができる・・・
という、月並みだけれど、もっとも~な雄二の言葉は嫌いじゃない・・・
というか、むしろ好き!
私の生き方そのものですから!
そうして、みちるがみちるであるために~~
と、ここで、トゥルー&バッドEDでのセーブをして・・
今日のプレイ感想はこのあたりで♪
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