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ファントム Phantom  14~26話 総合感想 [アニメ]

今回のツヴァイと一人の少女の出会いは運命とでもいうべきなのでしょうか・・
ツヴァイはアイン以上の才能を・・
そして、そんなツヴァイが認めた、まさかの少女の能力。
少女本人からすれば、ただのお遊び。
汚れ仕事がどんなかなんてわからない、よく言えば無垢で、悪くいえば世間を知らないおさい少女・・。
そんな彼女の秘めた能力。
そして、そんな彼女の能力を知らず、守るためだけにでっちあげた一言が、彼女の運命を今後大きく変えていくことになるだろうことは、まだまだ先のこととなるのですが・・。
勿論、自分と同じ道を歩ませたくない。
能力があるからこそまきこむべきではない少女・・。
おしゃれな服一つで無邪気に喜べるような普通の女の子・・。
今の彼にとって安らぎの存在になりつつあるからこそ・・。
けれど、その安らぎにひたりたい・・
離したくない・・
この子といれば、忘れていた、あきらめていた光に戻ることができるのではないか・・
そんな躊躇いの心に問いかけてくる無垢な少女の笑顔と涙。
彼女も又、過酷な運命に抗って生きてきた少女。
それでも彼とは違い、普通の一般人であることには違いなく・・。
だからこそ、まっすぐな思いと言葉を彼に向けてくる。
離れたくないのは、彼女も又同じ・・
彼が殺しの仕事をするたびに心炒めていたのも、彼だけの心の痛みではない。
子供だけれども、何も知らない無垢な少女じゃない
罪と理解し、それを背負ってきていく彼の姿を、少なくとも彼女はそばで見続けてきた。
彼が罪を犯していることに間違いはない。
けれど、彼が苦しんでいることも真実であり・・
二人は互いの想いを受け入れる・・。
彼は彼女のもとへ・・
彼女は彼のもとへ・・
てか、肉体的契りはアニメ版では削除なんだね~~(笑)
なんて思いつつ・・・
とうとう、運命の再開です。
なんだかんだで、彼の中には彼女へのトラウマがあり・・
結局、ツヴァイには切っても切り離せない存在で・・。
それはきっと、幼き少女に向ける思いとは又違ったもの。
なんだかんだで、彼女との関係が彼の機動力でもあり・・
反対に、幼き少女の方はアキレス腱のようなもの・・
彼にとっての最優先はどちらになるのだろう・・
なんて思わされるのですが~。
本当、ゲームを先にプレイしているので、大方の予想はしていたものの・・・
話が進めば進む程、彼にとってはシビアで過酷な展開になっていきます!
そして、そんな彼の最後の心のよりどころは・・
元パートナーで、彼と対等に戦える唯一の人物。
そう・・
彼女だって、彼と同じ。
彼はもう一人の彼女。
同じ道を歩み、けれど彼女とは違う生き方のできる、彼女にとって唯一の希望。
彼女が生きるのはマスターのためではない。
彼がいるから・・
彼の生きている世界を、彼の道末を見つめていたいから。
同時に、彼女が死を選ぶ理由も彼。
彼が死を望んだ地点で、彼女がこの世に生きる意味なんてないから。
そんなもの、彼女はみたくないし、望んでいない・・。
自分にはない可能性を持っている彼が新たな道を進むことで、自分も同じ光の道へと進めるのではないだろうか・・
そんな、切実な思い・・・♪
そう、どちらの少女もどんな形であれ、生きるための希望を彼に見出していて・・
けれど、その希望の片方はすれ違いにより壊れてしまって・・
そう、ゲームのラストの話へとなっていくのですが・・
彼女の行動の詳細がアニメで描かれる・・
捨てられたと思った少女と、失ったと思いこんだ少年・・
そして、孤独な少女へと差し伸べられた悪魔の手・・
本来ならば喜ぶべきことが・・
彼にとっては最悪の事態へとなっていく・・。
今の彼には、守るべきものは一つだけではなくなってしまったから・・
彼は優しい・・
こんな裏の世界で生きるには、あまりにも・・
だから、彼には引き金をひくことはできないし、他の人間の命を奪わせたくもない。
自分ひ一人の犠牲でいい・・
彼の死は、彼女にした報い、罪滅ぼしでもあるのだから・・。
けれど、そんな彼の想いとは裏腹に、幼き頃とは変わり果てた少女のとった行動は・・
個人的には、彼女が彼への憎しみにかられ、何も知らぬ少女に暴行するシーン、ゲーム版では平手打ちを永遠にするという演出だったのですが・・
服を引き裂いてボロボロにする~という、アニメ版の演出の方がむしろ非道さが増していていい
でも、その後、冷静さを取り戻した彼女の様子を見ると、彼女も又腹の底からの悪人ではない・・。
憎む心もあれば痛む心もある
むしろ、痛みを知る彼女だからこそ、少女に無体な仕打ちをしてしまった・・。
そのことを、彼女はどこまで理解しえるのだろう・・
穢れのない世界ですっと生きてきた彼女には、とうていしることのない闇の世界。
どんなに、彼の助けになりたいなどといっても、しょせん裏の世界を知らない彼女には何もできないし、彼のことを理解しているなんてのも、少しおこがましい。
きっと、彼の良い部分も、悪い部分も理解できているのは、唯一一人だけなのかも・・
なんて思えて・・
複雑な乙女心・・
愛しいからこそ憎み・・
愛しいからこそ愛しい人の言葉が信じることができない・・・
必ず、落とし前をつけて帰ってくるという彼の言葉を・・
本当に、彼女たち二人の少女にとっては、彼という存在は、よくも悪くも絶対で・・
同時に、そんな彼女たちを分け隔てなく愛していたのも、彼という存在で・・。
彼女が命を落とせば、自分が一番泣くだろう・・
だから、自分がこの手で彼女を見届ける・・・
そういった彼の想い・・
そして、その思いを受け止めた少女達・・
その結末・・
彼は、有限実行したけれど、戦っているのは彼だけじゃない・・
彼女も又、決着をつけなければいけない相手がいる・・
原作では、その重責に耐えかねて心を壊しつつも、自身の過去・・
自分がここにいたという証を見つける形で、無事ハッピーエンドを迎えるわけですが・・
アニメ版は、なんと、バッドED~~~?
て、ちょいまち~
二人の未来はこれから~という所で・・・
なんて思わされちゃいましたが・・・
でも、ご都合主義な感じのラストではなかったので、ある意味これはありなのかな~
と、いう感じでしょうか~
まあ、ハッピーEDお求めの方はおすすめできないですが、切なくともリアル路線を満喫されたい方には俄然おすすめ
という感じでしょうか・・。
コードギアスの悲劇なラストと、ギリザイの完全ハッピーエンドの二つを、思わず思い比べてしまいますね~(笑)
いや~
だって、どちらも多くの命を奪っていた・・
その罪を命で償ったのがコードギアスで・・
その罪を生きることで償い続けてきた故に、得たハッピーエンドがグリザイア・・
という作品ですからね~
うん、なんだか色々感じさせられたりもするものです・・(笑)
という感じにて、5つ☆評価にするとこんな感じ~

☆☆☆☆☆キャラ
☆☆☆☆ キャスト
☆☆☆☆☆アクション、恋愛
☆☆☆☆☆シビア、リアル
☆☆☆☆ 糖分
☆☆☆☆ 物語構成
☆☆☆☆☆完成度

以上です~
世間的には、あのラストはどうだ?
という方もいらっしゃるようですが、私個人としては、なんだかんだで大満足~
キャストも8割がた完成度も高く悪くなかったですしね♪
アクション好き、ダーク、シビアな世界で戦う少年少女がお好みな片にはぜひおすすめしたいです♪
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