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ファントム phantom of inferno プレイ感想1 [ゲーム]

OVA版を視聴した後だからこそ、TV版の良質さと、オリジナルであるゲームの完成度の高さを痛感させられる・・・
そんな仕様・・♪
普通の環境で、普通の人として生きているならば、誰だって殺し屋になんてなりたくない・・。
たとえ過去の記憶がなくても・・
いや、過去の記憶がないからこその順応能力の高さなのかもしれない。
けれど、だからといって素直に溶け込めるわけでもない。
又、溶け込まなければ生きていけないし前には進めない世界・・
不安がないわけじゃない・・
卑屈になる思いもある。
与えられた選択しなどなく・・
だからこそ自身で考えて生きなければならない。
自分で選んでいきることのできない道・・
それを与えられたからこその、今の彼ができること、すべきこと・・
人生を好きに選んで生きていけることと・・・
与えられた人生で勝利者となることは違う・・
その二つの違いは何か・・・
前者は自分で好きな生き方を選び、好きに生きられる。頼る人も、好き嫌いもいえるわけで・・
後者は与えられえる選択肢がないからこそ、どう生きていくかを見定め自身の力のみで上りつめなければならない・・
簡単にいえば、どちらの生き方が良いかといえば、選択しの幅がる分前者の方だけれど、それはそれで選択しがあるからこその困難もあり・・
けれど、選択しのない世界で思考を停止して生きる人の苦しみがどういったものかなんて、前者の人間には想像もつかないわけで・・
個人的には後者の生き方を幼いころ経験した私でありますので、両方それぞれの困難って、理解できなくもない・・
ですが、彼のような世界に身を置いたことも、身近に感じたこともないからこそ・・
この物語への想像力が膨らむといいますか・・。
彼のそばにいる人すべてが敵というわけでもなく・・
一つの組織の中にも、相反する思いを抱くものだっているわけで・・
だから、主人公である少年、ツヴァイと名付けられた彼の複雑な心境が・・
声優さんの声入りだからこそ、これまた余計に感情移入しやすく描かれていく・・
求めていない世界のはず・・
だけど、そこには自分の居場所があると、彼の存在を求め認めてくれている人がいる・・。
それは、今の現状を忘れたい一心で、ただひたすら訓練にあけくれるだけの日々に、微かな変化がおこるきっかけなのか・・
自分がそれを望めばツヴァイは誰よりも高見を目指せるというけれど・・
彼には、そんな自分の姿が想像できない・・
そして、今更気づく、無防備な姿で彼と同じ部屋で寝起きをともにしている少女・・・
殺しのプロで、自分の預かりしらぬ所で殺人をやっていて・・
彼女の心がわからない・・
理解しがたい・・
そんな彼女に殺しの訓練を受けていて・・
それでも、彼の腕は着実に殺し屋としての技術が備わっている自身がいる・・
そう、気がつけば、銃の扱いさえ慣れ親しんでいく程に・・
これから彼の人生に何があるのか・・
自分と同じだといってみせる少女の存在と、どのように生きていくのか・・
そんな疑問を考えては、考えることをやめる・・・
体だけは鍛え上げられ、時の流れは感じるのに、彼の心だけがおいてきおり状態・・。
けれど、物語は進んでいく・・
彼の望望まざると、預かり知らぬ状態で・・。
そう、彼に与えられた試練・・
それは彼が一番拒んでいた現実・・
そして、その試練の結末は・・
人の条件反射って怖い・・
望まずと、教え、鍛え、叩き込まれてしまったことは、なかったことにはできない。
彼は本当に殺し屋としての才あるいつざいだと、示してしまった。
同時にそれは、彼の心の中の絶望を極限にまでひきあげる結果であり・・
彼女の言葉が全て。
どこか切なげに抱きしめる腕が物語る。
どんなに泣いて叫んでも、もう戻れない・・
彼は、その現実を生きていくための選択と方法を彼女に与えられ、自ら選ぶ。
それを望んでいたはずの、どこか悲し気な彼女とともに・・
そして、誕生する。
最強の暗殺者、ファントムの後継者・・。
短い期間で彼は恐ろしい程に成長した。
心を無にし、ただ、使われるだけの兵器として・・
彼が望めば、上にのし上がれるのに、そんな野望を微塵も抱かず・・・
そして・・
そんな彼に向けるアインの思い・・
初めて描かれる彼女の人らしい心・・
けれどそれは一瞬・・
誰にも見せない彼女だけの心の中・・。
ふとした瞬間に、この二人の距離感はい縮まるんだろうか~
なんてことも思わされますが・・。
彼女を人として、一人の異性として意識しているのは、ツヴァイの方だけ・・。
裸を見られても恥じらうこともなければ、過去を懐かしむ様子もみせない彼女の心のうちは、彼にはまだまだ未知数で・・。
けれど結局は、そんな思いにふければふける程、人としての思いがつらくのしかかるだけだから・・
彼にとって、甘い媚薬の時間はいつもの仕事の時間。
人の命を奪うことに、何時しか高揚感さえ抱けるようになっていた彼の生き方・・
それが今の彼の時間。
声付きも雰囲気も、すっかり変わりはてた姿・・。
そして、そんな彼に焦がれる女が一人。
アインとはまったく違う、大人の女・・・
彼を孤独という闇から救ってくれる唯一の女性。
任務とはいえ二人きりの夜の室内。
ワイン片手に、部屋ぎでくつろぐ女のあまやかな視線、吐息・・
危ない誘い文句、かけひきのすえに・・
あ~これが18禁のパソコンゲームならば、がっつりそういうシーンも描いてくれていたであろうに~~~!
なんて、心の葛藤をよそに、話は進みます(笑)
知ってしまった真実。
忘れて、ごまかして生き続けた現実。
差し伸べられた手をとるべきか・・・
自分の居場所・・・
帰りたい場所・・
二つの居場所・・
今の自分と過去の自分・・
本当の選択を迫られるときがくる・・
屋無負えず選んだあの時とは違う・・
今度こそ彼の意志で・・
と、久々にシビアな路線のゲームをプレイしてみましたが・・
面白いですね♪
システムの問題点はあるものの・・・
システム改善するなり、リメイクして出し直してくれないかな~
なんて思いながらも、乙女ゲと交互にプレイを進めていきたいと思います♪

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