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犬夜叉 出会い&成長編(前編) [アニメ]

高橋留美子作の中で、お気に入りの一つ~
10年程前の作品だというのに、やっぱ、今見ても面白いですね。
るーみっくワールドといわれるだけあって、作者の個性がにじみ出た作品
キャラの個性、物語の雰囲気、作者自身の感性も、物語の内容もしっかりと確率されていて・・
といいますか、昔より今見入る方が、より面白く感じられるようになったのは、年を重ねた分だけ物語の見方が変わったのでしょうか・・
因みに、高橋作品は、犬夜叉以外にもお気に入り作品はありまう♪
人魚の森も嫌いではありませんが、なんだかんだでラブコメ風~が好きなのかな・・・(笑)?
例えば・・
主人公のらんまは、あくまで好いた女性は一人。
けれど、主人公が優しすぎるが故に、個性と押しの強い女性陣に振り回されて~
それゆえ、本命のあかねとの関係は、塚づはなれず、じれったい作品・・。
それは、本来嫌いになりそうな作風ですが、何分周りの女の子達が魅力的がゆえに・・
あかねに、シャンプーあたりが凄くお気に入りだったのですが・・
後、当時だからこそ許されるお色気シーン・・
それが一変、犬夜叉になってからはアクションメインによる、一人の男が過去と現在進行形の二人の女性の間で揺れ動く・・・
恋愛要素としては、らんまよりも色恋要素が濃いといいますか、複雑といいますか・・。
シリアスとコミカルなギャグでまとめられた構成・・・
犬夜叉を思いながらも愛するがゆえに恨みを抱えたまま命を落とした桔梗と、そんな彼女が動く屍として姿を見て、共に旅を繰り返し絆を深めているかごめとの間にて揺れ動く犬夜叉の複雑~な心・・・
妖の父親と、人の母の間で生まれた半端ものの犬夜叉・・。
完全な妖怪になることを望つつも、自分が自分でなくなり、仲間のことを忘れヘタをすれば目の前にいるかごめを殺してしまうかもしれないという戸惑い・・。
そして、半妖の犬夜叉とは違い、妖の父と母の間から生まれた犬夜叉の兄殺生丸との対立・・・。
同じ血を別ちあいながらも、人の心を捨てきれない犬夜叉と、冷静かつ冷徹非道な殺生丸・・
そして、そんな殺生丸の目の前に現れた、言葉もしゃべれず人に傷つけられた幼き少女・・。
犬夜叉はかごめという少女と出会いにより・・
殺生丸は、凛という少女との出会いにより数かに変化していく・・・
そして・・
犬夜叉の抱える秘密。
人と妖から生まれた半妖だからこその犬夜叉の欠点・・
本当、ざっくりとした語りだけでも十分に色々語れてしまえるのは、長期アニメならではでしょうね・・。
後、それから、男女の比率が凄くいいですよね。
退治屋の美人珊瑚には、法師のくせに女と金に弱いけれど実力はあるイケメン弥勒・・
美しき黒髪巫女の桔梗に、その生まれ変わり故に巫女の力を秘めた少女かごめと、短気で優柔不断だけど純粋な犬夜叉。
それから、犬夜叉と桔梗を憎み合わせた影のある敵に・・
後は可愛いマスコットな七宝ちゃん・・
本当、話しは勿論ですが、キャラ全てが魅力的で大好きなんです。
夜叉姫は残念ながら、男女の比率が悪く、どうしても 美少女アニメにしか見えず、はまりきることができなかった・・。
しかも、私個人として魅力的だな~と思える少女がいないのが余計にはまりそびれた・・
女の子って、適度に恋をしている方が可愛く見えるのでしょうか~?
恋にのめり込みすぎも問題ですが適度に・・・
恋をすれば色気や女の子らしさも出てくるだろうし・・・
なんて思いつつ・・・(苦笑)
なにより、四苦八苦、我武者羅な戦いの中で、自力で成長し色々目覚めさせていくのが悪くなくて・・
多分、当時は桔梗、かごめと犬夜叉の恋模様~をメインに見ていて、特にアクションや犬夜叉の成長~に関しては気にしてみていなかったんですよね~(笑)
キャラの台詞も今見ると、改めて妙に納得できる・・
父親から受け継いだ刀でずっと頼る形で戦ってきた犬夜叉だけれど、いつまでもそのままじゃ成長には限界がある。
人に与えられたものではなく、自身で作り上げていく武器・・。
ましてや、力に溺れぬ精神力・・
そういうものが備わってこそ、人は初めて強くなる・・
と、いえるのかもしれません。
扱えれば強くなるも、扱いこなせなかれば、ただの宝の持ち腐れ。
力のまま振り回すばかりでは駄目・・
その力を発揮するには・・・
そして、かごめの能力と心の温かさに惹かれつつ、恋の波紋に並をたてる存在も現れたことにより・・
けれども、やはり一番にかごめの心を乱すのは、美しくも冷酷な桔梗の存在しかいない・・・
そして、そんな美しき桔梗に心奪われているのは、二人の絆を引き裂いた奈落という魔物に血肉をささげた男・・
好きとか嫌いとか、単純ではない、三角、四角~となっていく恋も用・・。
犬夜叉はどんな目にあおうとも、桔梗のことを思う気持ちはとめられない。
だからこそ、器の小さい犬夜叉は、新たな登場人物にやきもち焼いては信用しきれず・・
ぶっちゃけた話、彼自身が桔梗とかごめの間で心動かされているのならば、一方的にかごめを負い求める男の存在に、あ~だこうだいえる立場ではないのでは・・
と、思えてなりません。
そして、逆に桔梗という存在が疎ましく思え奈落の手によって桔梗は再び奈落の底に・・
けれど彼女は死人であり・・
何度でも地の底に落ちようとも、結局は犬夜叉の目の前に現れ彼の温もりを求めてしまう・・
それをみせつけられて可哀そうなのはかごめです。
彼女はけなげで、とても強くて・・
だからこそ、同情するし、好感を持てる。
そう、私個人としては桔梗のことは好きだけれど、共感が持てるといえるかといえば違う。
人として好意、共感をよせられるのは、素朴でありながらも心の広く、ある意味一番いい女であるかごめ一人・・
犬夜叉と憎しみ合う前の桔梗には憧れ感はあったんですけれどね。
強く、美しく、凛としていて、それでいて人としての弱さも持っている・・
そんな彼女が・・・
そして強く生きる少女は他にも一人・・。
失った一族の死を抱えながら、これまた強くけなげに生きる珊瑚ちゃん・・
そして、女ったらしでありながらも、ちゃんと一線引いてい珊瑚を思う弥勒様。
セクハラしつつも、初対面の時小作りして欲しいとか言わないのも、怪我が直るまで珊瑚にセクハラぜず我慢していたのも珊瑚相手だからでは・・・
そんな風に思うと、珊瑚と弥勒の方が余程幸せな恋をしているといいますか・・・。
どんなに拒絶しあっていても、惹かれあってしまう桔梗と犬夜叉の複雑な恋模様よりも、ずっと単純で・・
こうしてみると、桔梗も犬夜叉も残酷だな・・・
と・・
そんなに犬夜叉を憎んでいるのに、なんだかんだでその腕の中に納まろうとする桔梗の姿とか・・・
かごめを大事に思いながらも、桔梗が他の男の物になるかもと思ったとたん、掌を完全に返してしまう犬夜叉が好きになれない・・
けれど、それが、かごめを思うがゆえの犬夜叉なりの涙の決断。
そう理解してはいても、やはり桔梗と犬夜叉は罪つくりに思えてならない。
昔は、そこまで思うこともなかったのですが・・・(苦笑)
今回の犬夜叉は今までの優柔不断なものではなく、まっすぐに見つめてくる瞳が物語っている・・
その瞳から思わず逃げかえるように現代に返ってしまうかごめの気持ちがいたたまれず・・
そして、何気に好きなのが、そんなかごめのことを心配するがゆえに聞き出そうという魂胆丸出しの父と息子をさりげに宥めすかせる母親の気遣いが最高に素敵です♪
そして、今までにない、初めてみせた、かごめのみにくくも純粋な女心・・。
人が人を思うのって、綺麗ごとじゃない
思い人が、自分ではない誰かを思えば悲しいし、それが憎しみになったり妬んだりするのは仕方がないこと・・
そう、その思いを他者にぶつけるのではなく、自分の心中、思うきもちだけは自由なのです。
それが人の心というもの・・。
その感情がなくなれば人でなくなる・・
そして初めて、かごめは自分の気持ちになんとなく気づく。
詳細はわからなくとも、同じ女である母親であるが故にかごめの気持ちを理解していて、それは母親の経験があるからこそ。
そんな、かごめの決断は・・。
生きているものは死者にはかてない・・
と、よくいいます。
だって、人は生きていれば、死をむかえるまでずっといられる。
けれど、死んだ人はどんなに思っても一緒になれない、だからこそ恋焦がれていく・・。
それでも、それを覚悟した上で、全てを受け入れるかごめの心が、どこでも強く美しく、健気で、そして切ない。
幸せになりたいのではなく、幸せにしてあげたい、そう女に言わせた恋は本物だ・・
そんな台詞が、まさにぴったり~な展開で、今日の感想はこのあたりで~♪
にしても、こうしてみると、犬夜叉って、昼ドラ要素がかなり濃いな~
なんて思いつつ・・(笑)
タグ:犬夜叉
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