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ノワール 4~12話 [アニメ]

過去を捨てた少女。
過去を奪われた少女達を切なくもリアルに描いていく物語。
そこに組み込まれるのが、彼女達を狙う謎の存在。
任務と思い足をふみいれた場所は、彼女達を罠にはめるための鳥籠となってしまい・・。
その真実を突き詰めた仲間の命さえも奪う程の秘密とはなにか・・
相手は誰なのか・・
それを知る人物は数は限られており、それをたてに奴らは牙をむいてきたりもし・・
彼女達よりも、奴らの方が一枚上手であることの証拠でもあり・・
といいますか、凄腕といわれていても、まだまだ彼女達は若く、その世界に生きるにはまだ経験が浅い。
だので、心を殺して仕事に徹し非常になりきるというのが、難しい年代でもある。
特に霧香はその色が、ふとした拍子に出てしまう。
目の前に現れた一匹の迷い猫のように・・
今がどんなであっても、過去に犯した罪は消えない
目の前の老人は、どこから見ても悪人とは程遠い装いであり、村人たちからは心より慕われる善人。
そう、過去の多くの人の命を奪った人物とは思えない程に・・
そして、そんな相手と言葉を交わしてしまった・・
もう、見知らぬ相手ではない。
ただのターゲットではなくなってしまった・・・。
そんな彼女の心を察したミレイユの対応は少し以外でもあり・・
クールな彼女ならば、仕事だから割り切れと冷たく言い放つのかと思いましたが・・・。
ほっておいても、いずれは死を迎える相手だったからこその、彼女の言葉だったのでしょう。
少なくとも、霧香と彼女はにたもの同士であり、どうしようもない自分達の今を理解しているからこその思いの表れ・・。
なので、霧香が下した決断にミレイユは驚きを隠せない様子で・・
色々と切ないです。
老人を慕う幼き少女達の目の前で、彼女はグリップにかけた指先に力をこめ・・
きっと、この老人は自身の過去を悔いていて、だからきっと、彼にとってこの結果は決して悲しいことではなく、寧ろ救われたのかもしれない・・
残された者の悲しみを代償に・・
と、思えるのは、視聴者である私が、何処か切なく感じて仕方がないから・・
最後を迎えた老人と、引き金を引かざるおえなかった霧香のことを思うと・・
本当に、凄く繊細なのだろうと思います。
ノワールと呼ばれる少女達の心情も、おかれた環境も、そして、そんな二人の関係も・・
仲間というにはクールで・・
けれど、他人というには親密で・・
人の命を奪う職業をつとめるには、何処か非道になりきれない優しさを持っている・・・。
ミレイユはいいます。
仕事は終えればいいのではない、怪我をしないようにスマートにこなしてこそプロだと・・
そんな足手まといとなってしまった霧香への言葉も、思いもプロとしてごく当たり前の言動をとるミレイユ。
彼女を見捨てれば問題なく任務を終えることが出来るのに・・
それがわかっていて見切ることが出来ない・・
はたから見れば、仲睦まじい姉妹のようにも見えかねない二人・・
そんな二人の関係は・・
回をおうごとに、ごく自然と二人の心が近づいていっているような気がします。
何かおおきな出来事があったわけではないのですが・・
そうすることにより、今まで見え隠れしていたミレイユの過去に深くかかわる人物が矢面に出てくることになり・・。
そこで初めて、ミレイユの弱さを目にします。
何時でもどこでも、多少ドジ踏んでいたりもしましたが、クールにこなしていた彼女が、勝ち目がないと身を縮ませる姿は、酷く以外でもあり、納得できるものでもあり・・
それは、これまでにいたる彼女の立ち居振る舞いによるものなのかもしれません。
そんな弱みがあるからこそ、霧香に対して非情なりきれなかったのかな・・
なんてことを思わされたのもつかの間・・
謎の少女・・
もう一人のノワールだと名乗る少女が現れ、命を狙われると同時に命を救われたかと思いきや・・
彼女達のことが知りたいといって、ノワールと名乗る少女は、彼女達に近づいていく・・。
又、暗殺者であり、ターゲットの命を狙いながらも、ターゲットの命を守るという矛盾した行為の結末は・・
別に、同情心で行ったわけではない・・
彼女は、彼女の務めを他の物に奪われたくなかったという・・
人情肌の殺し屋とでもいいますか・・・
約束は守っても、仕事だけはしっかりと、残酷なまでにやり遂げる・・
その少女の真実の姿・・・
正体は・・
何故彼女達に近づいたのか・・
そう、彼女達を知りたいといった少女の言葉は決して嘘ではなく・・
花をめで、お茶を楽しみ・・・
無邪気で無垢な少女の笑顔がそこにある・・。
そう、彼女達の求めている真実を、もしかすると・・・
と、今後の展開が又非常に楽しみになります~
な所で、続きは又今度~~♪

タグ:ノワール
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