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エイティシックス 2話 [アニメ]

2話にて、彼らが何と、何のために戦い、そんな状態になったのか・・
そして、86と呼ばれるようになった彼らの存在とあり方・・
今の世界の在り方・・
それらの全てが明確に語られることになります。
86における差別の印象は・・・
白人、黒人差別をSFタッチにて描かれている・・
そんな雰囲気に思え・・
髪、瞳の色が違うだけで、差別の対象になっていて・・
そんな中、ヒロインである若きハンドラーこと少佐は麗しき少女。
彼女は高潔で、純粋で、まっすぐで、恵まれた環境だからこその、今の彼女の姿なのでしょう。
人の命を重んじつつも、戦場の兵士達の本当の思いは知らない・・。
ただ、彼らも自分達と同じ人であり、何も変わらない存在だと信じるまっすぐさ・・
彼らの戦うべき相手は、人ではなく武器・・
命亡き者・・
でも、こちらまで武器扱いされていても、それは違う・・・
だって、彼らには確かな命があるわけで・・
死と隣り合わせの戦場を生き続けている人間と、共に戦っているといいつつも戦場を知らない無垢な少女・・
言葉をどれほど重ねようと、決して心重ね合うことの難しい二人・・
人は、どんなに同じ人でも、生き方が。環境が違えば全く違う価値観を持ち、違う生き方をする
それは、時には相手に不快を与えることもあるでしょうし、それを気づかないまま会話を続けてしまうこともあるでしょう・・・
だからこそ、人は関わり合いを持ち続けなければいけないのですが・・・
同時に・・
無知とは恐ろしい・・
と、通関させられた物語でもあります。
教えられたことを、何の疑問もなく、それが事実だからと真実を知らずに教師の言葉をうのみにする新人の若き少年少女の軍人達の姿が・・・
想像以上に嫌悪感がわいてしょうがない・・
瞳の色や、髪の色は生まれつきのもので、変えようがないもの・・
それに対し区別をつけることは差別以外の何物でもなく・・
同時に、それを当たり前だと教え、すりこまれることにて嘘を真実へとぬりかえさせられてしまう人の思考というものは、ある意味非情に危険で恐ろしいものだと・・
そんなことを思いながら、戦場をかける彼らの様子を見てしまいます。
戦闘を楽しむ・・
なんて、最早、常人では持てない領域・・
神経無地場まれなければ、戦場をかけることなど難しいのかもしれません。
なんて言っている私も、戦場という物は名ばかりでしか知ることは出来ていないので、これ以上偉そうなことはいえないのですが・・
てか、この作品、妙な所でエピソードタイトルが入るんですね~~(笑)
なんて思いつつ・・
まともな常識のない軍の中、唯一人としての常識を持つ彼女の存在は、今後、この世界の在り方をどう変化させるのか・・
変化させることが出来るのか・・
86の彼らにも、どう影響を与えるのか与えないのか・・
少なくとも、授業を眠たげに受けていたり、女の子同士のお喋りを楽しんだり・・
そんな輩が軍人として存在するのはどうなのだろう・・
彼らは何のために軍人になるの?
人を助ける思いなどなく、自分達は高見の見物・・
そんな彼らに軍人という名を与えるべきなのか、どうか・・・
なんて思わされます。
私の中の軍人は、国や家族のために命をささげることに誓いをたてる尊い人達・・・。
死を恐れる恐怖、有難いことだと、誇りであるという教えを頭では理解できていても、決して心の底から望んでいるわけではない・・
そんな矛盾した心の葛藤を抱えながら戦場をかける人達こそ、経緯を表する方々だと思います。
勿論、そんな彼らも戦場に出れば駒の一つとしかみなされていない・・
その辺りは、86と同じでしょう・・・。
そして、流されるニュースだってそう・・・
国は何時だって真実を隠す。
国にとって都合の悪いことは、国民にふせて公にしない・・。
別に、何でも全てをさらけ出して欲しいとはいわない。
ただ、私達に伝えるべき真実はちゃんと伝えるべきだと・・
都合の悪いことには蓋をして、良いことだけ蓋をあけるなんて・・
そんなことで、国民が国を信頼するはずもなく・・
と、又コロナに対する意見が、ふつふつと出てきそうになりますが・・
子に教えるべき大人が腐っていれば、子供も腐った人間になる。
何が正しく、間違っているのか・・
それは、その人の持つ知識、感性により認識が大きく変化する・・。
人間って、結局は自分に都合の良いようにしか考えられなくて・・
彼女は一人、そんな中、立ち上がろうとしている。
そんな彼女の演説を聞く新人たちの表情も様々・・
この人は何をいっているんだと、驚きの目でみたり・・
苛立ちに眉と唇を曲げる者・・
下らないと目を伏せるものだったり・・・
表情は様々ながらに、彼女の声を決して受け入れられずにいる彼らの反応・・・。
それを彼女はどう受け取っているのか、気づいていないのか・・。
彼女は、どんどん86へと入れ込んでいきます。
バツグンの統率力、大胆だけれど確実な攻撃・・
優秀な軍人・・・
遠巻きに会話を繰り返しただけで、彼女は、どんどん彼との心の繋がりを信じてやまない・・・。
そう、信じているのは彼女だけで・・・
という所にて、いきなりのEDが入ります。
あれ、もう30分終わり?
早くない?
なんて思っていれば・・
長めのC面が~(笑)
そこは、86隊のわずかに穏やかな時間・・。
けれど、そこでも彼は笑わない・・
どんなに穏やかな時間に見えても、彼らには希望なんてない・・
そんなこと、彼女は知るよしもなく、そんな彼女に向ける彼の笑顔は冷ややかな物としかいえなくて・・
という感じにて、2話の感想は終わりです。
1話に比べて、非常に話が分かりやすくて有難かったです~
やはり、名前だけでなく、名前と、その対象物を一緒に、わかりやすくみせてくれないと。なかなか難しいものですね~。
謎めいたお話は好きですが、世界観だけは明確に伝えてくれると有難いかな~
なんて思いつつ・・
3話も楽しみです♪

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