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緋色の欠片 プレイ感想4 [ゲーム]

緋色の欠片 真弘  プレイ感想

少し、不思議でならないのは・・
彼のようなタイプは、好みじゃないはずなのに・・
性格も容姿も・・
なのに、微妙な愛着心がわいてくるのは何故でしょう・・(笑)
勿論、異性としての感情は、みじんも感じないのですが、彼も彼一人で抱えているであろう思いを考えると、なんだか、好き嫌いでは割り切れない・・
そんな情がわいてきてしまう人です。
いや~だって、なり小さい割に態度だけはでかくって、はたから見れば小さい子供にしか見えませんので、つい・・・(笑)
けれど、それゆえに、球妃が心配なのに、それを素直に口にできない不器用で、かつ照れ屋な所が可愛くも見えて・・
拓磨の素直じゃない所は乙女心をくすぐられますが、彼の場合は母性本能をくすぐられる感じ・・
とでもいいましょうか・・♪
そして、ヒロインの一途さがたまりません♪
拓磨以上に、態度がすげなくなる彼に対し、どこまでも健気に彼の身を心配し、寄り添おうと必死になる姿の彼女が・・
少し可愛そうに思えるくらい・・。
そして、拓磨と彼はルートが共通しているというだけあって、心の悩みや葛藤もよくにている。
だから、球妃の純粋でまっすぐすぎるからこそ生まれる葛藤・・
自身への不甲斐なさの苦悩、女に庇われる未熟さ・・
自身が応えられる以上の物を求められることのいら立ち・・
それらの感情が似通っているがゆえに、その時取ってしまう対応も類似したものにになるというか・・
無意識に互いのフォローをしあっているようにもみえて・・
なんて思いつつ・・。
多分、二人共に、自身に与えられた抗えない定めと立場に強い反感と苦悩を抱えている若い彼らだからこそ・・・
でしょう・・。
なんて思いつつも・・
基本的にシナリオは、拓磨よりの中で、真弘先輩よりの回答にて好感度を必死にあげていくと・・・
拓磨ルートでは彼に対して好意を抱いていたがゆえに、美鶴と彼の関係に苦悩していた球妃ですが・・
なんでしょ、このヒロイン・・・攻略中ではないとはいえ、攻略対象キャラの部屋の前で盗み聞きしようとするとは・・(笑)
て、これはこれで、少女漫画的には、よくある光景になるのかな?
というか、懐かしい風景とでもいいましょうか・・(笑)
本当、真尋って、口では勝手で大口をたたいていますけれど、以外と周りを見ているというか泥をかぶる役をしてくれるというか、やり方は乱暴でも、球妃のことを影で庇ったり、美鶴ちゃんの恋を応援したり・・
以外にイイ奴なのかな・・
なんて、思い始めさせられる・・
まあ、そんな彼の以外な一面を知れば、密かに彼自身のことを知りたくなってくるといいますか・・
相手を傷つけるとわかっていても、言わなければとまらない思い・・
伝わらない思いと、悩みを沢山かかえつつも、彼に接して・・
そうして、球妃は改めて自身への甘さを認識し・・
真弘は、改めて彼女を守ることを誓う・・・
そうして、互いが互いによりそいあうようになり・・
面と向かってではいえないようなことも、背中越しでなら、互いに素直な気持ちを伝えあえるようになっていく・・・。
好感度あがると、相手を好きになるというより、好感度は絆の証・・
それが、やがては異性の恋愛へと繋がっていく・・・
そんな雰囲気で、二人の距離感は静かに変化していきます♪
戦いでボロボロになった彼を必死に守ろうとするけれど、どうすることもできず・・
祖母の悲しくも非常な思惑を知り・・
そんな彼女を、何気に、不器用な柄に気遣ってくれる先輩♪
そうやって、心を近づけるからこそ、知らずにいた方がよかった・・
なんてことを、知ってしまうことも。
相手を思うからこそ、相手のことが気になり、聞き耳をたててしまう・・。
そうして、拓磨ルートで、何気なく醸し出されていた真弘のおかれた立場・・
それが、祖母と、彼自身、二人の会話を偶然聞かされることによって・・
人って、嘘をつける唯一の生き物。
自分のためではない、誰かのためにつく嘘
多くを守るために自身を犠牲にしてもかまわないと・・。
けれどそれは、本心ではない。
嘘ではないけれど、心から願うものじゃない。
それがわかっているからこそ、どうにかしたい・・
けれど、どうしようもない現実。
自分一人ではどうすることも出来ない。
けれど、誰に頼ればいいかわからない・・。
そんなおり、予想外な人物からの接触により・・
物語が大きく変化していく・・。
そのことが、二人の現状を更に追い込んでいくことになる。
喜びを感じたと思った瞬間、絶望に突き落とされる。
そして、更なる追い打ちをかけていく・・
そんな物語の展開の中、少年少女の心は何度も傷つき、そしてよりそい、立ち上がろうと必死にもがく。
どんなに不安で、何が正しく間違いかなんてわからないけれど、小さな希望を探して寄せ集めて歩いていくしかないと・・。
自分達がおかれた状況だけではない、敵も味方も関係ない・・
いつしか、彼女達の想いに、自分の思いを重ねるように心をよりそわせていく・・。
愛する者を守る思い、愛する者に守られる側の想いへと・・。
それら失われた時の悲しみへと・・
そう、どちらか一方が辛いわけじゃない、両者共に辛く・・・
両者共に、悲しき犠牲者・・
それがわかるからこそ共に辛く苦しい、
生きて欲しいと思う願いも、どちらか一方の思いではない。
だから、彼を必死に救おうとしている彼女の想いだって、素直に嬉しいし、こんな状況になっても諦めようとしない彼女の心を、甘さではなく、優しさ、優しすぎるくらいまっすぐで、強いくらいに眩しい存在。
ただ、生きる場所が違っただけ。
彼女のひたむきなその思いは、この世界にはあまりにも眩しく手の届かない物すぎて・・。
そんな環境だからこそ、告げられた彼の思い。
これが今生の別れとなる、彼なりの最後のなけなしの想い。
そんな二人を見て、残りの守護者達の反応と・・・
この、真弘ルートで感じるのは、敵側にも心があるということ・・
人間臭い部分が良い意味で強く出ていて・・
だから、単純に敵とか味方とか関係なく、それぞれの生き方があるということ・・。
又逆に、心がないがゆえに、あまりにも残忍すぎる黒き存在・・。
この作品には、最後のラスボス~
的な存在はいない。
ただ、球妃と真弘と同じ心根のあるものを救い、人の思いを踏みにじる魂なき鬼を倒す・・
ということなのかな・・
なんて思います。
そしてなにより、彼らにとっての一番の敵は、己自身との戦い。
守護者としての立場ゆえに、未来をあきらめ本当の想いを押し殺していた彼が、自身の手で未来をつかむこと、あがこうとする意思を抱かせること・・
そして、そのきっかけを与えてくれたのは、最後まで晶迷うとしなかった球妃の想い・・。
逃げて逃げて、未来からも、球妃からも逃げてばかりの彼を、強引につかんだ彼女の勝ち・・(笑)
でも、硬く閉ざされたからをこじ開けるには、時にはそれぐらいの強引さも必要というべきか・・♪
そして、そんな彼女に感化されるのは彼だけではなく・・
人の思いこそが、人の心を何より動かす
そして、最後の二人の力で手に入れた勝利は・・
終わり方としは、拓磨ルートよりも、酷くあっさりしていましたが、でも、それはそれで二人らしいといいますか・・♪
という感じで、次は祐一先輩あたりの攻略でもしてみようかな~と・・♪

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