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おしゃべりなアマデウス 感想2 [漫画]

おしゃべりなアマデウスの感想の続きです♪
恋とヴァイオリニストとしての二人の目の前にある障害・・
結局は、理緒、彼女の決断によってそれはなくなることになるのです。
いつの間にか、彼女を支える側であったはずなのに、今では立場が逆転していく・・・。
本当の意味で、守られるばかりの立場ではなくなっていく・・
そうして、彼女は選びます。
もう一度音楽を奏でたいと・・
どんなに拙い音でもいいから、奏でられることが何よりの喜びだと思い、信じて日々を励みます・・。
そんな二人に、新しい壁が立ちはだかります。
本当に、こんなに音楽を愛し、人を愛し、立ち向かう強さを持つ少女に、これ以上の試練を与えるのか・・
と、思えるくらいに、与えられる試練は、どんどん過酷さを増していきます。
恋のライバルでも、ヴァイオリニストでもなく、一人の男を愛する一人の少女としての試練・・。
彼を愛するが故に逃げることをやめ、立ち向かう勇気・・
理緒はそんな経験を前にも繰り返しているけれど・・
ふと気づいたのは・・
ヴァイオリンがなくては生きていけない、愛する人が傍にいてくれても不十分・・
そう、いっていた頃・・
でも、そうじゃない、それは、彼が生きて傍にいてくれたから、思えた気持ちなのかもしれない・・・。
ひけなくなると思っていたヴァイオリンが再び弾けるようになれたからこそ、感じられるようになれた思いかもしれない・・
ただいえるのは、きっと、今の理緒には、どちらがかけても駄目なんだろうということ・・
同時に、それが元で駄目になってしまう自分は許されないのだと・・
愛する人を失うかもしれないけれど、自分は音楽を投げ出してはいけない・
彼を思うからこそひかなければならないのだ・・・と・・。
そして、地位も恋も彼女は最高の形で、結果手に入れるのですが・・
でも、又、又、この後にも試練は続いてゆきます・・
というか、次の試練が最後になるのですが・・・
本当の意味で彼女は天才ピアニストとしてのプライドと、地位と、そして音楽への愛を手に入れます。
彼女にとって、音楽は、歌、そして彼女の心・・
愛の言葉全てといってもいい・・。
この先二度とヴァイオリンをひけなくてもいい、今感じる思いを多くの人に伝えたい。
音楽を失うことよりも、今音楽を奏でないでいることの方が後悔する・・と・・。
今までは、それが怖くて仕方なかったのに・・
音楽ってすごいな・・
と、後半は涙しそうになっちゃいました。
自分の一番好きな物を貫くために、それを手放してしまうかもしれないという心の強さに・
そして、深い愛につつまれている彼女に・・。
そして、彼女の美しい音楽の裏にある悲しみと苦しみを知っているのは、彼女の傍で彼女を支え、たずさってきた人達だけ・・。
そう、美しい音色の裏には喜び以外の苦労があるなんて、一般の人達、客席にいる人たちは知るよしもなくて・・
それが又切なくもあり・・
でも、だからこそ、凄く心温まるラストでした・・♪
本当、この作品を読んで酷く感じたのは、自分も、結構過酷な時代を生き抜いてきた記憶はあるんですよね。
親の虐待、スパルタ教育、学校での集団虐め、会社でのパワハラ&モラハラ・・
でも、唯一経験していないのが・・
自分がどうなってでもいいと思える程に愛する人を失う悲しみ・・
命よりも大切な生きがいを失うことの絶望・・
これだけは、私は経験がないんですよ。
何分、人生が人生なので基本的に人との付き合いが不器用がで・・
それ故に、どこかしら淡泊な部分があり、そこまで人に対してのめりこむことがなかった・・。
勿論、旦那も、友達も大事・・・。
漫画やアニメ、好きな俳優もいるけれど、自分の身を犠牲にしてまでかけられる存在かどうかは又別で・・。
だからきっと、私にとって、この少女は理想的な強く美しい少女でもある・・・。
多くのことを乗り越え続けてきた・・・
苦しみ、憎しみ、悲しみ、喜び、幸せ・・
多くのことを学びながらの人生を送ってくれたからこそ、彼女はここまで登りつめてきたんだろうな・・
そんな風に感じます♪
必要以上の苦労なんてしなくてもいいよ、といえる人は本当~~~の苦労を知っている人
苦労なんて必要ない、と言える人は苦労を知らない人
そして、苦労はした方がいいよ、という人は、それなりの苦労を経験している人・・
なのかな・・
なんて思います。
本当、いらない苦労は確かにすべきじゃないけど、何の苦労もないというのは、先々やってくる苦労を先延ばしにしているにしかすぎないんですよね
何でも先に経験しておけば、次にやってくる苦労にも対処方法作れて、過去苦労したことも大したことなくなる・・。
そうやって昔は大変だったな・・
て、思える方が、多分、今後の人生楽しいんじゃないかな~
という個人的意見ではあるのですが・・・(笑)
本当に素晴らしい本に巡り合えて幸せです・・♪
というか、再会できてうれしいです・・・
と、いうべきでしょうか・・♪
なかなかに、地元では出会えることのない本ばかりなのですけれどね、私の求める教養のある漫画は・・・(笑)
最近、子供の頃読んでいた少女漫画家様の最新作の女性向けコミック読んだら、ただの内容の薄いレディコミ本化されていたのが、非常に複雑な心境~に、おちいるといいますか・・
昔はこんなんじゃなかったのに・・
昔の方が面白かった・・
時代に合わされているのでしょうけれど、それゆえに、とても稚拙な漫画になってしまうのが悲しくて・・。
返って新規の作家様に手を出すようになることが、少々増えてきた感じがします(笑)
勿論、昔も今も変わらず面白いな~と思える作家様と・・・
昔よりも今の作品の方が更に素敵かも~
と、思える作家様が、役1名づつはいらっしゃいますが・・♪
ほとんどの漫画家様は、やめられていらっしゃる方も多かったり~
本当、漫画って、体力のいるお仕事なのは確か・・
なので、感動できる漫画が少なくなっていく・・・
折角出会えても、思っていたよりも巻数短かったり・・
50センチの一生は、もっと読みたかったですね~
というか、感動させてくれる作品って、そうそう簡単に作れるものでもないので、なかなか出会えないというのも致し方ないのかもしれませんが・・・。
というか、泣かされた漫画って、あさきゆめみしくらいかな?
あ、でも、ワン・モア・ジャンプ・とかもラスト胸にじ~んときましたね~
なんといいますか、スポ根物って、やはり心豊かに感じさせるものがあるんですね。
主人公の情熱が一番伝わりやすいのかもしれません。
あさきゆめみしは、一途な愛・・
たった一人のかけがえのない人物を愛し、愛されて・・
それでも、幸せな思いでばかりではなく、辛く苦しい日々も沢山あって・・
その最後が・・
こんなことならば、もっと、もっと幸せにしてあげたかった・・
でも、最愛の貴方はもういない・・
という感じで・・
残していくものと、残されていく悲しくも狂おしい物語・・
何度見ても涙が止まらない漫画の一つです。
なんにせよ、主人公の一途さも又、心揺さぶられる題材の一つかもしれません♪
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