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グリザイアの果実 天音 プレイ感想2 [ゲーム]

グリザイアの果実 天音 プレイ感想の続きとなります。

人がお犯してはならないルール・・

盗むな
壊すな
殺すな

の三箇条

盗めば罪への罪悪感がなくなり
人が犯してはならない領域を壊れてしまう
そして、人を殺せば人は人でなくなる・
上から順番でも、そうでなくても、人が人でなくなるに値するきっかけが、以上の3つのうち、どれかになる・・・。
そうして、それを天音と、彼女を支えるパートナーである少女は目にし、命からがら逃げ出すことになる・・。
最後まで諦めることをしなかった彼女と、最後の最後に諦めてしまった天音・・
命を落とすのは、天音であったはずなのに・・
人って奴はどこまでも貪欲です。
助けなかれば、自分だけが生き残るなんて・・
そんな思いにかられながらも、逆に自分だけは生きたい、死にたくない・・
そんな、矛盾した本能があるのも事実・・。
そして、それを責めることなど誰が出来ようか・・
出来る人がいるならば、きっと同じ境遇を生き抜いた人だけであり・・・
それを誰よりも理解できるのは、きっと目の前にいる雄二という男だろう・・
人が生きるために人の命を奪わざるおえなかった・・
そんな過酷な環境を知らず、平和に生きてきた人間が好きかってにののしっては、生き残ったことを攻め立てる・・
それが自分自身だけに及ぶものなら、自分一人がたえればいい、けれどそれが家族を巻き込むというのなら、又話は別で・・
自分が生きていれば家族に迷惑がかかる・・
でも、自殺することは、多くの仲間を犠牲にし生き永らえた者には許されない行い。
だから、誰かに殺されるまでは、一生、この苦しみと悪夢に苛まれ続けなければいけない・・
それが己の犯した罪・・
まだ、若い身の上で、天音という少女はそんな思いを背負い、この美浜学園にきて・・
そこで雄二という人間に出会った。
それも又、運命と呼べるべきなのでしょうか・・
彼女はきっと、彼という男に出会わなければ、きっと死ぬまで罪から解放されることはなかったでしょう・・・。
どんなに、誰に許しを求めても、自分自身が自分を許さなければ許しをこうことはないと・
今の彼女には、まだそれには気づけない・・
彼女が死んだ所で罪は償われないし、雄二自身そんなこと望んでいないし、何よりも彼自身は彼が思う程に天音のことを・・
彼女の生い立ちや過去なんて関係ないし、二人の恋人関係だって過程やきっかけはどうでもいい、大事なのは今何がどうしてくて、これからどうするか・
だから、雄二は決断する・・。
彼女を許すのは彼女自身でしかできないというのならば、彼女の求める罰を雄二自身が与えてやること・・
その罰とは・・・
天音にとっては、罰というよりも、むしろ彼女が心どこかで求めているもので・・
でも、今はそれでいい・・。
罪の重さを理解し、それを背負い生きていく覚悟を、命をかけられると決めた彼女ならば・・
人を救う好意って、何も罪を許すだけが能じゃない・
全てを受け入れありのままを受け入れてあげる・
それこそが、救いと呼べるものなのかもしれない・・。
本当、風見雄二という男の器の大きさには惚れ惚れしちゃいます♪
決断、実行力がこれ以上ないくらいにたけていて、本当、惚れずにはいられませんね♪
そんな雄二に、子供のように号泣しては泣き縋りながら、雄二への愚痴をいってみせる天音に、優しくしたら罰にならないだろうが・・
なんていいながらも、やってることは優しいんだよ~♪
本当に優しい男って奴は、こういう態度とれる男かも♪
なんて思える雄二に支えられるように、天音は新たな決断をする。
前向きな決断をする天音を喜ばしいと思うべきはずが、雄二の中には落ち着かない嫌な予感が広がるばかりで・・
その予感は、きみの悪い一人の男の登場により、より増幅されていく・・・
そんな不安を抱きつつも、移動中の車の中、将来について語り合う雄二と天音の会話・・
結婚、家族、夫婦・・
こういう話をしている所を見ると、カッコつけた台詞で女の子を口説く、口説かれ~しているシーンなんかより、俄然いい・・
と、思うのは主婦だからでしょうか・・♪
恋に落ちて、結ばれてハッピーED~はおとぎ話の中だけの話・・
なんてことよく聞いたけれど、そうなんですよね。だからこそ、二次元の世界で、それを描いてくれるのが嬉しいし、とても親近感わいてくるのだろうな・・
と、思うのです♪
なんか、旦那との会話じゃないけれど、そういう当時のことを思い出されるといいますか・・
そして、何よりリアルに感じられるのが人の死や、醜い部分・・
天音ルートでは、嫌という程実感させられる。
人の命は尊いと理解しているはずなのに、それを面白おかしく揶揄したがるのも、又同じ人間
同じことを繰り返したくないと思っているのに、それを面白がろうとする人間・・
自分の身に置き換えなきゃ、気づきもしないのだろうか・・
人の死をそんな風に玩具にして、何が楽しいの?
と、思わずにはいられなくなる。
人の死を知らないから、そんな軽はずみで馬鹿なことができるんだろうな・・
と、軽蔑したくもなって・・
なんだか、切なくて悲しい気持ちになるし、同時に、そんな人間にだけにはなりたくないし、そんな人間ばかりじゃないとも思う・・。
人間って嫌な所は目につきやすくて、良い所は見落としやすい・・・
逆であるべきなのにね・・
本当、憎しみに囚われるのって、凄く簡単なんですよ。
大切な人を失ったことの悲しみを受け止めたり、憎むべき相手を許したり・・
善意の行いってのは、努力しないと難しい
でも、悪意ってのは、努力とか苦労とか大変な思いをしなくても、簡単に染まることができる・・。
憎まなきゃやっていけない人だっている・・
憎しみがなきゃ生きていけない人だっている・・
でも、それを他者に向けて実行してしまえば、人は人ではなくなる・・。
最悪、獣以下の悪魔にすらなってしまう・・。
周りが見えなくて、孤独な殻に閉じこもった人間の結末の醜いことよ・・。
そして、恐ろしい・・・
逆恨みもいい所だ・・
としかいえない展開へと、物語はなっていきます。
そう、今の天音の立場は、過去の出来事とまったく同じ・・・
大事な人を見捨てでも、一人生き残るか・・
それとも、同じ過ちを犯さないためにも、今度こそは自分が守る番だ・・
と・・・
そして、与えられた選択~
天音をかばい、深く負傷し、血をしたたらせながら満足に動くことも出来ない雄二に選択させたルートは・・
迷いつつも、天音と手に手をとって逃げる・・を、選択!
その結果は・・
本当に、雄二という男はカッコイイ!
心根も凄いけれど、大の大人でさえ警戒、怯えさせてしまうような何かを持ち・・
それをおくびにもみせず、惚れた女を守るためなら傷をおっていようが、体に痛みが走ろうが、そんなこと関係なくスマートにことをこなしてしまうのですから・・・♪
傷ついた獣は何をしでかすかわからない・・
でも、最後の人としての一線を越えられないのが雄二という男・・。
そして、それは、臆病者であるが故の保身術であり、人としての一線を越えてはいけない境界線を知っている男故の無意識の行動なのかもしれない・
そして、そんな男と家庭を築き・・
生涯を共にし・・
そして、彼の去り・・
そして、天音自身も・・
最後の最後で、彼女の罪は許された・・
出会った頃のままの愛しい人の笑顔に手を伸ばすように・・
可愛い孫に見守られる中で・・
どこか切ないけれど、とても暖かくで凄く幸せな・・
これ以上にないハッピーED~という奴ではないでしょうか!
凄い、ギャルゲーで、本当に、人生の最後、生涯を描いてくれるなんて・・!
神シナリオ~といわれるだけあります・・。
なんだか、私の老後も天音みたいに幸せに満ち足りた最後を迎えられるのかな・・
なんて、ふと思ってしまえるくらい・・♪
そして、天国というものがあってもいいかな・・
なんて思わされたED//
そして、バッドは・・
正直怖い・・
トゥルーEDがあまりにしも幸せすぎるEDだから~~~!
というか、本編のラスト、若かりし頃の二人の姿で、二人手をつなぐようにして・・
というラストのイラストが最高によすぎるんですよ~~~
ということで、バッドEDに向かったのですが・・
そう、共に行動するのではなく・・
必ず生きてお前をもう一度抱きにくる・・
そんな雄二の言葉に、天音がとった行動は・・・
勇敢と無謀は違うと人はいいうけれど・・
結果彼女がとった行いによって、彼女にとって一番救いたい人を救うことはできた・・
そう、天音にとっては、これはこれぜ望むべき結果であり、彼女の背負ってきた罪も終わる・・
けれど、一人乗り残された男は・・
と思うと、切なくてたまらない展開に!
男は愛する女を守るため、手も足も頭からも血を流し、血だまりの中で這いずるように立ち上がり・・
女は女で、殴られても蹴られても、血を流しても葉を折られても・・
それでも、必死で傷だらけの男を守ろうと、今まで逃げ続けた分今度こそはと食いしばって・・
そんな二人の思いが伝わるからこそ、切なさがたまらなくて・・
いや~
本当、天音ルートは衝撃的ですね・・
一番血生臭くて人間臭い物語・・
とでもいいましょうか・・!
でも、そこがいい!
それがグリザイアという作品なんです!
てな感じで、次はアフターストーリーいきます!

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