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グリザイアの果実 みちる プレイ感想2 [ゲーム]

グリザイアの果実 みちる プレイ感想の続きとなります。
はい、雄二と一線をこえ、覚悟を決めて短期間の間とはいえ、学園を去ったみちる・・
本当、普段は何の役にもたたない、ただのオバカちゃんかと思っていたけれど、でも、いざ、そのことを存在が抜けてみることで、初めて感じる有難さ・・・
普段は当たり前すぎて、誰も気づかない範囲で、彼女は彼女なりのサポートをしていたんだな・・
と、どこか物足りなさを感じる雄二を含め、みちるがいなくて困りごとが増えていく女生徒たちを見て凄く思います。
やはり、なくなってみなきゃわからない。
当たり前だと思っていたことを、それが当然だと思いきってしまうのはよくないことであり、日々大事にしていかなければね、人付き合いってのを・・♪
けれど、大事に思うからこそ怖くなる時がある・・
嫌われたらどうしよう、今の幸せが壊れたらどうしよう・・
て・・・
でも、そういうの考えたってしょうがない。
嫌われない努力をしても、嫌われるときは嫌われちゃう・・・。
幸せになろうとあがけばあがくほど、足元ずしてふみはずしてしまうこともある・
けれど、その失敗は経験となり、次の成功への道しるべ・・・
不安から逃げていては何も始まらないということはそういうこと・
失敗がなければ、何もない・
学ぶことも、次こそ頑張るぞ・・という意欲だって・・
人は、そういう恐怖と向き合いながら、日々生きているんですよね
そりゃまあ、逃げる方が楽ですが、その先に未来はない・
けど、結局それは、自分のために周りを犠牲にしていること・・・
自分がやらなきゃいけないことから逃げれば、その責任を他人に押し付けて迷惑かけるくらいなら・・
表面上は楽し気に推し量っていても、友人の本心を勝手に推し量ろうと内面では距離をとっていたり・・・
生きるのが辛いからと、この世を去っていったり・・・
そういう行為って、自分を大事にしてくれる人を傷つける以外の何物でもない
自分さえよければいい・・
最終的に、そういう決断をしてしまった人間の行動なんです。
誰も教えてくれない、何もしてくれないというけれど・・
何も教えてくれないのは、それは自身が知ろうとしなかっただけ・・・
助けてくれないのだって、ちゃんと伝えなかっただけなんです
声をかけるべき人間はいるはずなんです・・・
友達、家族、教師・・・
一つ失敗しても、他の方法がある・・・
そういう模索が駄目なら、最後は自分自身との戦いから逃げず、向き合うこと・・・。
それは、簡単にできることでもないでしょうけれど・・。
自分から自分の人生奪うくらいなら、やれるだけのこと全てやりきってからにした方がいいかな・
と、みちるにいってあげたくなる。
彼女が思っている程、彼女は一人じゃないのに・・
そう、思い込んでいる地点で、それはもう、雄二を含む、美浜学園生徒達への裏切りになるのではないか・・
そんな風に言わずにはいられない。
勿論、色んな思いを抱えて生きている人の気持ちは本人にしか計り知れないものでしょうが、それでも簡単に命を投げ出すような行為はして欲しくない。
世の中、生きることの方が辛いし、何も失うものはないけれど、同時に何も得るものがない・・
それって、生きているといえるのだろうか?
そんなみちるへの最後のメッセージとして、雄二が動きます。
そんなに生きるのが嫌ならば・・
そう、言葉で理解できないのならば、本人に体験させてやるしかないんですよ。
残されていくものの気持ちを・・・
自分の身勝手さが、どれだけ大切な人を傷つけるのか・・
本当に自分は一人きりでだれにも愛されていなかったのか・・
死とはどういうものなのか・・
盲目な瞳を覚まさせてあげるには、多少の荒療治が必要で・・。
そこまでして、ようやく、みちるは自身の愚かさに気づく。
そして自身の本当の思いと、これからどうしていくべきなのかを・・
そして、それは、まぎれもなくみちる自身の殻をやぶれたからで、その手助けをしたのは雄二という男・・
そこに、大切な人の思いにおされて、自分の本当の望へと素直に手を差し伸べることができた・・。
そう、風見雄二という男には、彼女の本当の心が見えていた・・・♪
だから、彼女が戻ってくることを信じ、ひたすら一人待ち続けて・・
そんな彼の手を取り、彼女はもう一つの願いを彼に伝える・・。
それは、彼女の新しい人生のスタート・
という所でしょうか・・。
ごっこじゃない、本当の恋愛に、自分のために生きる人生という奴の・・・。
そうして、もう一つの物語が始まる。
もう一人の、彼女の切なくも悲しい物語・・。
本当、人って身勝手。
もっと生きたいと願う人がいる反面、五体満足、健康な体持っているのに簡単に命を捨てようとする人間。
人って贅沢・・
贅沢になれすぎると、重みを忘れていってしまう。
努力することの大切さ
自分以外の命を気遣う優しさ
凄く、凄く大切なことなのに、簡単にすてていってしまう。
動きたくても動けない。声を出したくても出せない。泣くことすらできない。
ある人はそれを死という人もいうだろう。
ある人はそれでもまだ生きているという人もいる。
どちらが正解かなんてわからない。
それは、本人以外理解できないことだろうから・・・。
だから、切ない。彼女は自分一人じゃ何も出来ないけれど、何も見えないわけじゃない、聞こえないわけじゃない。
ただ、それに受け答えするすべがないだけで・・。
自分をいらない子扱いするのは、みちると同じかもしれませんね。
誰かを憎んだりせず、ただただ自分を責める。
本当は、責任なんて、彼女には少しもない、これは悲しい事故でしかなくて・・
だけれど、何も出来ないからこそ、そんな風に思うし、そんな彼女への父親の態度と行動を許す、許さない以前に、当然のごとく受け入れて・・
きっと、それで後悔はなかっただろうけれど、でも、やり残したこと、心の凝りはきっと宅s何あって・・。
だって、彼女はまだ若くて人生これから・・・だったはずです・・。
そして、その心残りを、雄二はいとも簡単に叶えちゃうんですよね(笑)
本当、面白いくらいに・・・
更に、彼女が望む以上のことをみちるが叶えてくれた・・
両親の愛情を再認識できただけで十分だった・・
あの時の父親の行動、決断を見て責めることはしなかったけれど、でも、切なくて悲しい思いはきっとあったはずで・・
けれど、それだけじゃなかった・・
父親は自分の知らない所で、ちゃんと娘を愛していてくれたのだと・・
それを理解できただけでも十分なのにね・・♪
みちるという少女は、凄く優しい気遣いをしてくれる子・・・
ただ、それが何時も空回りだったのは、自分のためだったせいかもしれない・・・。
今回の彼女のバツグンの心遣いは、みちるが彼女のことを心から思ったからこその、本当の心遣い・・。
優しさの押し売りって言葉がありますが、あれって結局は自分の考えを押し付けるだけで、相手が何を望んでいるか考えていないからこそ、はた迷惑になっちゃうんですよね・・。
グッとラックの出演者、若手のアナウンサー二人とかまさにその通りで・・
人に言われたことをしているだけで、自分から考えようとしないから,大人なのに、大人の心理が汲み取れなかったり、世間の常識から微妙~にズレていたりするのではないでしょうかね~(苦笑)
なんて、ふと思ってみたりもして・・
まあ、未熟なら、未熟なりに、今後成長していけば良いのでしょうけれど・・
この作品のヒロイン、みちるみたいに・・♪
人は一人では生きていけないけれど、結局は自分で考え動かない限りどうすることも出来ない
だって、自分を本当に救えるのは自分だけ
辛いときにこそ頑張れるからこそ、自分を救うことができる
そんな言葉を、雄二の言葉が凄く代弁してくれる。
この世は、前を向けば未来、振り向けば思いで、どこか一部を切れば物語になる
これは、そんな物語のごく一部・・。
そう、過去を、思いで。今を物語・・
という表現がもの凄く素敵です♪
そして、色々上手くはいきつつも、問題はなくなったわけでもなく・・
というか、その問題~が面白すぎて・・・(笑)
まさか、こんなオチだったんだね~
なんだか、みちるらしくって、すごくホノボノ~な終わり方・・
なんて思いつつ流れるEDは、なんとも、みちるらしく可愛い歌詞&曲で、他キャラのEDとは、がらっと変わります(笑)
けれど、なんだかんだで、みちるルートも凄く良かったですね。
親子の対話シーンとか・・
やっぱ、親は子供の知らぬ所で子供を思っているんだな・・・
なんて思いつつ、次のバッドEDの方は・・
雄二にしては妙に積極的かつ、人間臭くて・・
けれど、雄二にしては珍しい執着心が、みちるにとってはよくない影響だったのか、学園に戻ってきた彼女はあまりに様変わりしていて・・
それでも、仲間は仲間・・
そんな簡単に切れてしまう関係ならば、そもそも美浜学園に入学して、今まで共にくらせてはこれなかったでしょう・・。
彼女達は何も変わらない、変わってしまったのはみちる一人で・・
現実逃避をしてしまった彼女は、あまりにも痛々しくて・・・
けれど、そんな彼女の傍にいることを誓った雄二が又いじらしく・・
こんな状況でも、今まで死と隣り合わせだった雄二からすれば、幸せの一つなのかな・・
と、少し切ないというか、複雑な心境になるEDでした~
というか、成程、こういう終わり方できたか~~
という感じです。
てっきり、もう一人の彼女が・・
なんてのも想像していましたが~
こちらは、トゥルーEDの方が好きかな~
ということで、続けて儀はアフターとショートストーリーですね♪
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