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新 美少女戦士セーラームーンCrystalは何故旧作を超えられなかったのか・・ [アニメ]

旧作のセーラームーン新作のセーラームーンCrystalの人気の違いは何か・・
東京ミュウミュウを見終わり、ふと今更ながらに感じた思い・・
ネット上での、愛の感じる、感じない絵・・という感想をよく目にし、じゃあ、その愛って何?
と、具体的に、それらを分析しつつ観想を改めてUPしたくなったので、してみました(笑)
はい、私も旧作のセーラームーンファンなので、新作のセーラームーンに対し、愛が感じられない・・というのは凄く同感ですよね。
では、何が駄目で良いのか・・
ということなのですが・・。
多分、セーラームーンに得に興味のない旦那曰く、CGアニメーションの絵になれてない、手書きの方が安心感があるからだろ・・という意見で多分終わると思うんですよね。
ではまず、CGアニメーションの何処に違和感があるのか・
キャラデザ等含めて一つ一つあげていきたいと思います。

まずは、キャラのデッサン
旧作と見比べてみると、新作の方は目が非常に大きく、手足、首元も非常に細く肉付きがありません。
これはまず、実際の人間にしてみれば、ヘタに動けば確実に骨が折れるデザインであり、顔と瞳のバランスがあわない。
だから、アニメーションの映像にするにはデッサンが不似合いであり、リアリティにかけている・・。
という印象です。
もちろん旧作のセーラームーンも手足は細いですが、ちゃんとふくらはぎや太ももの輪郭など、実際の人の体の肉付きを最低限表現しています
筋肉、骨のつき方に違和感がないレベル・・。
まあ、といっても、アニメなので、手足長くて細く、スタイル良すぎることには違いがないのでしょうが・・(笑)
絵って、動くアニメで映える絵と、静止画である漫画だからこそ映える絵とがあるんだろうと思います。
武内直子先生の絵は、漫画向きではあるけれど、アニメ絵向きではない・・
と、いうことではないでしょうか・・。
良い例としては、ガンダム00とか・・
高河ゆん先生の漫画好きだけど、アニメ向きではないな・・とか・・

次、キャラの動き、表情 これは一言でいうならば、滑らかな動きなのはもうCGアニメーションだから仕方ないし、そこは慣れです。
問題が目立つのは、変身シーンです。
新作のCGアニメーションは無駄な動きの演出があるため、少々うっとおしくなりぎみ・・。
旧作は、動きが少ないながらにも、ちゃんと華やかな映像に仕上がっています
何でも動かせばいいというものではないのです・・というのを、改めて感じました。
反対に、日常生活ではキャラの生き生きとしたアニメや漫画ならではの大げさな動きがないために、これまたキャラが大人しくなりすぎていてつまらないというか・・
旧作セーラームーンのような、デェフォ絵がないので、アニメならではの魅力的な個性が完全になくなってしまっているんですよね・・。
だから余計に、お人形さんに見えてくる。
生きている感じがしない・・。
勿論、アニメなので生きてはいませんが、キャラクター達は物語の中で生かされています。
そう、感じるアニメだったからこそ、旧作は面白い・・と感じたのです。
子供じみたうさぎに呆れつつも、良くも悪くも心を動かしてくれましたからね、旧作のエーラームーンは・・。
新作の方は、絵としては綺麗かもしれませんが、泣いて、笑って・・
ただそれだけで、なんだか心が動かされない。
腹が立つことすら出来ません(笑)
そう、表情の中にある、複雑な心情・・というものが、新作には感じられない。表現しきれていない
泣き顔、笑い顔、どれも同じなんですよね・・。
人生、生きていれば色んな状況で笑いもするし、泣きもする・・
でも、その時々、まったく同じ表情は出来ない。
泣き方、笑い方、起こり方、その時々の心情等によって変化する・・。
そして、重力のない動き・・。
新作は凄くふわふわしていて、足元に重力がかかっておらず、本来の人間を支えた動きになっていない。わかりやすくいえば、人間ではなく、人形が小走りしてる映像になっている
旧作は、ちゃんと足が地についた瞬間の筋肉の動きや速さを比較的リアルに表現できている。なので、走り方も必要以上に早くない。
でも、CGだと、そこまでの細かい表情が表現できなくなってるのではないかな・・・
なんて思います。

次は物語構成
新作のアニメは、一言でいえば、構成や間のとり方がヘタです。
内容は原作通りなのですが、展開が速く、感覚おかずに、さくさくと物語りが進みすぎてキャラの真情が完璧に殺されてしまっています
間合いって、時には言葉以上に心を表現してくれる大事なシーンなので、それを省いてしまっては元も子もない・・。
それでは、キャラがストーリーを動かしているのではなく、ストーリーにキャラが動かされているだけになってしまいます
正直、変身シーンの無駄な動きを削除して、大事なストーリの間作りにすればよかったのではないかな・・
後、それは、話数が限りなく少ない・・・という点でしょう・・。
1クールのアニメでキャラ同士の絆の深めあい~を描くには、今の時代のアニメーターさんでは技量が足りない・・
と、いった所でしょうか・・
それこそ、物語構成や演出の仕方というものを、ちゃんと知っているかいないかで、アニメを生かすか生かさないかに繋がっていきますから・・。

以上が、私なりの、旧作のセーラームーンと、新作セーラームーンCrystalの違いというか、新作は旧作をこえられなかった理由ではないでしょうか・・・
という、個人的感想です。
こうして、実際言葉にして表現してみると、何で違和感があったんだろ~
と、いうのが今更ながらに納得できたりもして・・(笑)
CGアニメはCGアニメで良い所もありますが、CGアニメだからこそ生かすか殺すかの加減が難しい
手書きは手書きで作業が大変だし、手書きでは表現しきれない映像というのも存在しますからね。
手書きの良さを今の時代と技術で、フルに活用されたアニメを見たいな・
でも、それするとコストがかかるのかな・・
なんて思ってしまいます。
でも、CGアニメでも、作り方を間違えさえしなければ凄くクオリティの高い、良い作品にもなるんですよね・・。
個人的には完成度の高いCGアニメだな・・と、思えるのは・・

かつて神だった獣たちへ、コードリアライズ、甲鉄城のカバネリ、暁のヨナ、魔法使いの嫁、黄昏乙女×アムネジア

でしょうか・・

違和感のない作画(デッサン、リアルで自然な表情)、物語構成、そしてセンスの良い演出!
それらが、ちゃんと出来ている作品かな・・
と・・。
今後も、そういう作品に少しでも出会えることを祈りつつ・・♪
ではでは・・
今期の深夜アニメも終わりに近づいていますので・・・
新作アニメの最終チェックをしつつ、おいおいUP予定です♪
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