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月影の鎖 パラノイア プレイ感想 望 3 [ゲーム]

月影の鎖 パラノイア 望 プレイ感想後編です(笑)
この作品がリアルなのって、キャラの作法、動作等いった何気ない所が細かに描いてくれていること・・
掃除をしたり、食事を作ったり・・・
その過程を丁寧にちゃんと描かれている・・
それが、よりリアルな世界観を作りだしてくれているのです・・
そう、二次元のキャラは食べるだけで、トイレとか部屋の掃除もしなければ~というシーンがないんですよね。
だから、リアルに感じられない。
描かれる日常の風景が、私たちと大差なく描かれることで、共感しやすい・・
という所がとても好きで・・・♪
そして・・・
ここに出てくる、ヒロイン達が対峙すべき相手、深海という男の眼力さは本当に、リアルに怖い・・
人の心の闇を見抜き、同時に、そんな人間をどう扱うべきかを心得ている。
本当、心の闇にとらわれた人間の、勝手な思い込みによる常識って、世間には通用いないというか、存在しない・・
多分、うつ病の時にこのゲームをプレイしていたら、この深海という男の言葉は、私の心に、より深くえぐるように刻みこまれていただろうな~~(苦笑)
いわれる言葉が、あまりにも思い当たる所が多すぎて・・・
闇に心とらわれた人間は、基本的に脆いです
ガードは固いけれど受け入れてくれる人がいると、とことん受け入れてしまう・・
そして、それゆえに救いを求める相手を間違ってしまったりすることもあり・・
愛するものを守るためならば自分は傷ついてもいいという犠牲愛・・
これって、結局は自己満足に過ぎないけれど、闇にとらわれ、盲目になりがちな人間にはそれが一番の結論に見えてくる。
明かされる深みの真の狙い、思惑・・
それらに利用されていただけの自分という存在と、裏切られたという心の痛み・・。
そういうものを乗り越え、人は強くなっていかなきゃいけない。
殻に閉じこもったままの狭い視野をきりすて、一人で何でも背負いこまず、時には人に頼る・・というのも又強さ。
私は、一人で突っ走ることは出来ても、人に頼る・・ていうのは、いまだに苦手~な部分はありますからね。
なので、頼る頼らない関係なく旦那にだけは、告知することにはしています。
世の中、黙って一人でやっていいことと、悪いこと~てのはありますからね
自分ひとりで出来ることと、出来ないこと・
そういう見極めも大事ですね
そうやって、彼らは自分達の道を切り開いてゆくのです。
信頼できる仲間、友人と共に・・・。
そして、本人たちが思うよりも、そんな彼らの苦悩をしっかり受け止め、悩むことなくあっさりと重大事を言葉一つで了承してしまえる、彼の親友も又魅力的だ♪
けれど、自体は思わぬ方向に・・というより、荒療治・・ともいえる展開になっていきます。
勿論、その被害を被るらねばならないのは、被害者であるめぐみ自身。
いっそ、酷い罵声に言われなれてしまえばいい・・という彼女の言葉と、そんなことをしたら、本当に神経が麻痺して自身が壊れてしまう。それを受け止めるだけの精神をきちんと持っていかなければ・・
と、めぐみに語りかけられる言葉にも、私自身の方が強く頷いちゃいます。
だって、そういう経験ありますからね。
理性なんてもの忘れてしまった方が楽で・・でも、それを行っているときの私は、まさに心のない機会人形~状態で・・。
今思うと、結構な黒歴史かもしれません・・(笑)
そう、いったんなってしまうと、人間元に戻るの大変ですからね~~(笑)
といった感じで、めぐみ本人の知らぬ所で、物語は過酷な方へと、より進んでいきます。
言いたくてもいえない本音と不安・・。
そんな中、つかの間の二人の時間。
食事って、贅沢=美味しいとは限らないですね、本当に。
高級食材よりも、安くて新鮮な食材の方が美味しいかったり・・
質素でもお腹へって死にそう~なときは十分、それで心がみたされる。
ありきたりで平凡な料理だって、愛情たっぷりお手料理は心が温かくなる。
そういう意味でも、ものの良し悪しのわかる、わからない~で人徳って奴が見えてくるのかも?
なんて、二人の質素な食事を見つつ、二人の会話から更に感じることは・・。
人って強くて弱くて・
弱いから強くありたいと・
強くあれる人の傍でいることで、そうあれるから、だから他者に強さを求める。
人間、結局は強くあれるかどうかは、信じきれるかどうか・・なんだな・・と・・。
そして、その信じきる思いがあったからこそのハッピーED・・。
そうして、閉鎖的で他者にたよりがちだった島は変化していく。
もっとも、何もかも旨くいくには、長い年月がかかりますが・・。
長く蓄積された生活や環境を位置からかえる・・なんてのは、そう簡単にできるものではないですからね。
目先のことばかりでなく、更に先をちゃんと見なきゃ・・・ですね。
そして、依存EDは・・
何処か、他人行儀で、他者にも攻略キャラにも閉鎖的なヒロインの姿・・
そして、それゆえに、ものの考え方も浅はか・・とまではいかずとも思量深さがたりない・・
そして、かすかに漂う彼に対しての依存度と、隠しきれない心の奥底の弱さ・・
その結末は・・
世の中に絶望し、信じることをあきらめてしまったが故の結末。
遠い未来よりも、ただ目の前のことだけがよければいい・・
そんな、愛以外、全てのものに対し盲目的にんりすぎた故の、現実逃避による、哀れな愛の結末・・・
そして、バッドEDの一つは、一人の殻に閉じこもり、一人不安なまま・・
という終わり方~。
残りのバッドEDは・・
せ・・切ない・・ただひたすらに・・
孤独に心をさいなまれすぎたせいか、ヒロインめぐみの彼を思うが故の自虐心が強くなってしまい・・
これも、人を信じきることのできなかった結末の一つ・・
てやつでしょう。
そして、ラストのバッドEDは・・
二人一緒なら怖くない・・というやつですか~
うん、バッドEDも程よいボリュームですし、好きキャラじゃなくても楽しめるのはシナリオのよさ~てやつですよね!
ということで、次は本命キャラの一人攻略プに向かいます!

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