SSブログ

月影の鎖モラトリアム アナザールート 大井川 [ゲーム]

月影の鎖モラトリアム 兄妹ルートになりますが・・♪
めぐみが花街に勤めにいくまでの出来事を兄目線で追う展開で物語りがスタートし・・。
妹でありながら、血のつながらない一人の少女として、心のどこかで感じてしまう兄の苦悩が描かれます・・
そんな中、当の本人めぐみは・・
と、各キャラそれぞれを冒頭に持ち出しながら、物語は流れていき・・。
他キャラだと、基本的には個々ルートに入ると、望月君以外はめったに出てこないので、少し他キャラの攻略ルートとは、なんとなく違う雰囲気で話が進んでいきます。
そう、めぐみというキャラも、依存なり、闇部分が多く見えていた部分も、兄ルートではその雰囲気も薄く、どこか冷静で、ちゃんとした視野で物事を見れているような・・。
だからこそ見えるべきものが沢山あり、だからこそ辛く悲しいこともある・・
そしてそれは、見落としがちなことにも・・。
それは女の嫉妬・・今回は兄ルートなので、神楽坂さんや猪口さん一人に固定されるのではなく、どの男にもこびへつらっているのだろう・・
という、いわれのない言葉。
誰かを特別視しているわけではないのに、特別視している誰かに自分以外の人間が近寄っていくと、そんな風に見えてしまうのが、嫉妬・・というものなのかもしれません。
善意をあだで返す・・というべきなのか・・
どんな立場で、境遇であれ、なんの罪もない弱い子を甚振って楽しむ姿ほどに醜いものはない・・。
苦しい環境だから何してもいい~ていうのなら、世の中犯罪者だらけになってしまいます。
というか、人はなぜ人を平気で傷つけるのでしょう?
傷ついている人を見ると痛くならないのかな?
と、思います。
多分、自分を痛めつけている人間がいないから、傷つけられる人間の心や思いが理解できないとできないのでしょう・・。
苦労せず、甘やかされて育てられた証拠ともいえるでしょう。
実際、会社で仕事での私からの注意を煙たがった後輩が、ブチ切れしては私情を交えて、かりにも先輩である私に頭ごなしに喧嘩ふっかけては周りを上手にいくるめていく~という後輩がいましたが・・
当時は、あまりの露骨っぷりな、敵対心を向けてくるので、返ってここまで露骨な嫌がらせって気持ちいいかも~~
と、適当にスルーしていましたね。
嫌気がさすの通り越して呆れていた時期がありました。
そして、どちらかというと、そんな彼女自身よりも、そんな彼女の本性知らずに言いくるめられては集団で私を悪者にしていたおば様達の方が、嫌悪感抱いていたかもしれません~(笑)
なので、そんな暴君ゆえに彼女一人孤立した時も、彼女に対してよりも、今になって彼女の本性見えては陰口をする人達に、どれだけこの人たち鈍いんだ~と、っそれ、みたことか~~と、鼻先で笑っていた・・
そんな経験もありましたね~(苦笑)
最近の人って、本当、裏表激しいので、え、こんないい人が?
な~んてのが本当に多いですが・・
人間気分良い時は気分よく接することができるけど、自分に都合のよくないことが起こったとたんに掌を返す・・
心の狭くて弱い人間の行動心理・・なのかもしれません。
心の強い人は、自分に都合がよかろうが、悪かろうが、態度は変えずにいられるものです
特に、女の嫉妬とか、まさにそのもので・・(汗)
一人の男のために、自分自身が見えなくなるのは嫌だな~
なんて、ふと思ってしまいました。
どっかで理性の方が勝っちゃうんですよね、私の場合~(苦笑)
だめなら次~~と、基本的には替えやすいタイプとでもいいますか・・
切り替えられない所は所でいろいろあるんですけれどね(笑)
それは、この作品の義兄も同じで・・
彼女が花街にいって、明るい手紙の返事をもらったとしても、それがすべてだとは受け入れられない。
けれど辛い思いを必死に隠そうとしている彼女がそれを信じて欲しいというのなら、信じるふりをするしかない・・。
消してそれは良い行いとはいえないと理解してはいる。
彼女が気づいていないだけで、兄はちゃんとそれを知っている・・
義理だろうが、なんだろうが、家族は家族だから・・
でも、どうすべきか悩んでしまい・・・
と、そんな日々を暮らしている兄・・
妹にまかせきりだった家事も、ろくにできない状態で・・
そう、当たり前に親が家のことしてくれてる~と家事なんてたいしたことない~なんて思う子も少なくはないのかもしれないけれど、実際にやってみると大変で・・・
義兄様、家事全般をしながらも小料理屋を切り盛りしていた彼女がいないことを、色んな意味で感じながら・・。
互いが互いを思いあうために自然と作られてしまった太井川特有の家族の距離感が不器用なことこの上なくて・・。
なんだか、家族だ~とか、大事だ~~とかいってるのに、返す手紙の文面が真実味を帯びていないのが悲しい。
てか、そんな風にお互い接しているからなんでしょうけれど・・。
大事に思いあっている家族ならば、こんな飾りいらないのにな・・と、本当不器用な二人が切なくてたまらない!
そう、相手を思うがゆえの嘘をついてしまう。
だませてもいないのに、騙せるという思い込みが相手を深く傷つける。
嘘ってのは、基本的にはNGだし、悪いことです
でも、たった一つの嘘で相手を救える優しいうそだってある・
でもその嘘は、中途半端な同情や軽い気持ち、自己保身のためには、けして行ってはならない。 嘘をつくならだまし通す
そもそも、だまし通せない中途半端でな思い出相手を傷つけるのは一番やってはいけないこと・・・・
そんな行いで妹であるめぐみは、兄についてしまった嘘に、深く傷つく兄。
そして、その行動が兄を動かします。
自分は何のために今まで働いてきたのか・・
好きな仕事をするためではない、守りたいものがあるから今の仕事を選んだ・・
けれど、今は、その守るべき存在を守れないというのならば・・・
決断すべきはただひとつだけで・・。
たとえそれがこの場しのぎの行いだったとしても、何もいないでいるよりかは・・
という結果ではあるのですが・・。
聞けば聞く程、互いに依存している・・というよりは、あり方に依存していた兄と妹・・。
兄に嫌われたくないがゆえに、いい妹を演じ、そんな彼女への扱いに迷いながら良い兄を演じようとしていた。
本当の家族になろうとしていながらも、その心はどこかで家族としては不自然で・・
世の中、自分以外の人間がいて問題が起こった場合、相手がいればどんな状況においても、どちらか一方に責任が完全に偏るわけではない。比率が違うことはあるだろうけれど、必ず両者それぞれに問題がある
気に入らない上司や同僚、後輩・・
問題のある先生やクラスメイト・・
問題ある人だって、ちょっとした対応の仕方私大で変わるし、変えられることも可能だ・・。
こんな自分だから、相手もこうなってしまうんだ・・
という所は、多かれ少なかれあるもの・・。
まあ、親から子への虐待や、教師から生徒への体罰・・はまた違ってくるでしょうが。
そもそも、子供は親を選べないし、親の言うとおりにしていても、そういう親は意味なく子供を殴るものでもあります。
虐待と指導の意味合いを理解しかねていない教師も同じことで・・
話はすすめば進む程に複雑で・・
義兄が妹に抱く真実の思いが、家族になれなかった大きな要因かもしれない。
けれどそれは、妹であるめぐみが本当の家族になりきれない思いから芽吹いたものであり・・
誰が悪い・・という言葉ではきっと締めくくれない。
流れる年月の間に積み重なってしまったどうしようもない思い・・
そんな兄の一世一代の告白で理解できたのは・・
互いを思いあっているようで、個人の気持ちを尊重したがゆえの他者への気配り・・
捨てられる辛さを味わいたくないのなら、最初から人と係わり合いを持たないのが一番楽・・ですからね。
人の優しさを知らなければ、そのぬくもりを失うことに怯えなくてもいい・・。
そういう気持ちを抱いていた経験、なきにしもあらず~だから、なんとなくだけど理解出来なくもなくて・・。
家族になろうと必死になっている間は、まだ家族になれていない・・だから、なろうと努力していた。
という台詞にも、はっとさせられる所も多く・・。
そんな様子の義兄のために、再び嘘をつこうとするけれど・・・
時には、本音が相手を傷つけてしまうことだってある・・
例えば、本人の行いが仲間内で問題視されていたり、実は本人がしらぬまに誰かに騙され利用されているとか・・
それを伝えられる本人は傷つくだろうけれど、仲間として伝える方も心苦しい・・
けれど、悪いことや危ないことはちゃんと注意して直していかなければ、大事な物を失ってしまう・・
そうならないためには、心を鬼にしなきゃいけないこともあるのだ・・。
だから、言うほうも、いわれる方も逃げちゃいけない
だからこそ、勇気を出せば何が本当で真実かが見えてくる
誰かを好きになったり、愛したりするのって本来は努力してなすべきことでもなく・・
まあ、戦国時代~となると、女性は政略の道具でしかなく、好きになれる相手を自由に選べる立場でもなかったのでしょうが、今の時代はそういうわけでもないですしね。
まあ、私は見合い結婚で両親のために、両親が受け入れられる相手を選び今があるわけですが・・
結構、しぶしぶ・・という気持ち半分、まあ、この人なら・・という気持ち半分で、実際は愛のある結婚ではなく、愛は結婚してから育んでいった気はしますけれどね・・(笑)
愛の形なんてひとそれぞれだし、育て方だって決められたルールはないですから。
そして、今の二人の心だって、不器用ながらに兄妹として過ごしてきた二人があったからこその関係で・・
全てが旨くいっての、まさに、純愛ED~てやつです!
依存EDは・・愛も希望も全てにおいて絶望し気力を失うヒロインと、そんなめぐみが心配のあまり義兄の思いは募るに募り、そんな彼の思いを受け入れた妹とと共に選んだ答えが・・。せ・・切ない!二人の無残な姿に哀れみを向けたゆえの、神楽坂と望月の音場がやるせなさすぎて~あ~~今の時代を生きられて良かったと、この作品みて思わずにいられない!!
兄妹ルートの感想は以上です!
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。