SSブログ

月影の鎖モラトリアム プレイ感想7 VITA版追加要素 花柳街 望 [ゲーム]

月影の鎖モラトリアム プレイ感想~♪
VITA版追加要素の一つである、新規のIFストーリーとなります!
むしろ、こちらが本編では?
とさえ、思えそうな程のボリューム!
おおよその部分(プロローグ)は無印と大差違いはないのですが・・
その後、神楽坂さんの活動により島の存続が持ち直して、その後からが、もしも~のストーリとなっていきます。
そう、あのまま店の切り盛りをし続けていくのではなく、彼女は花街へと足を赴けなければならない状態になり・・・。
という、物語の流れですが・・♪
く~~やはり望月君の清純な雰囲気はたまりませんね~~♪
てか、今は望君を攻略すべくストーリー読んでいるのですが・・冒頭から出てきてくれて嬉しいです、望月君(笑)
そして、兄妹の関係は相変わらず・・
遠慮するまり、本当の家族になりきれていない不器用な関係・・
そして、一人一人、新しい設定にて登場してくる攻略キャラ達・・。
てか、望月君の新衣装が可愛い~~なんて突っ込みをしつつ・・。
相変わらず背景描写というか設定が事細かに描かれていて、新しい物語へも入りやすいのが良いですね
今までは表面だけでしか描かれなかった花柳街の内部が見れるのが又面白いですし
にしても、あいも変わらず自分より他人を優先しがちのヒロイン。
そして、無印では特に気にしていませんでしたが、やはりこれだけ丁重な言葉使いって、10代の女の子には珍しいですよね~
自分も、ここまで丁寧で、はっきりとした発声ではしゃべっていなかった・・と、思います(笑)
よく、未成年ではなく成人女性と間違えられるヒロインを見ると、なんだかかえって微笑ましく見えてくるのは、私が大人だからでしょうか・・(笑)
礼儀作法、ちゃんとできるお子様は大好きですよ
にしても、役一名だけ初対面で名前をまだ覚えられていない望君、無印のときより衣装がど派手になってます(笑)
にしても、話の流れが、花街というだけあって、吉原彼岸花~に出てきそうなネタがチラホラと・・
ただ、ヒロインの職種はあくまで食事担当~ということで、男性との契り~そういう展開にはならないのですが・・。
ふと思うのは、彼女ほど生きることに希薄な娘は、なんとも思っていない男と添い遂げなければならない・・
そんな状況に陥ると、どうなるのだろう・・なんてことを想像してみたり・・(笑)
そして、その想像が実現してしまうかも・・という展開になります。
けれど、それは無理やりというわけではなく、あくまで彼女の意思で・そのときの反応等いったものは、ある意味想像通り・・と、いった感じでしょうか。
そして、その初めてのお相手も、当たり前に攻略キャラになるのですが・・・
むしろ、本編以上に自身の存在意義を捨てると同時に、自己犠牲愛という名の保身に絡めとられている。
自分が女でありその純潔を奪われることよりも、他者に嫌われることの方が現実味を帯びて怖い・・
完全に、人としての何かが目に見えない形で壊れてしまっているように見えて仕方のないヒロイン・・。
彼女の考えは、理解はできても納得できない・・
この二人のやりとりをみながら感じた、今の私の心境です。
そう、彼女にとっては、今ある肉体もただのガラクタで飾りだけしかない。
だから、体よりも心の奥をさかれる方が彼女にとっては痛みなのだろうか・・
似たもの同士だからこそ理解しあえる。
そして、理解しあえるが故に怖くなる。
なんだか、互いにどろ沼に入っていきそうなんだもの・・・
普通じゃない愛し合い方が存在するのって許されることなのか、罪なことなのか・
例えば不倫、血のつながった兄弟や親子、同姓同士での肉体関係とか・・
正直、こういった行為は正直、嫌悪感を抱かざるおえないですが・・。
今回の話は、そういったものではなく、もっと心の奥底のこと・・。
似たもの同士は理解しあえるけれど、ヘタすれば傷の舐めあいになりそうなのが又怖くもあり・・
だからこそ、体ではなく心を求めてしまいたくなる。
自分を唯一理解してくれる人が自分と同じように自分を好きになってくれれば・・
その思いは、ごく一般的にいえば普通のことだけれど、この二人の関係にいたっては執愛になっていくのかな・・。
魂の抜け殻のような彼女の心を求める彼の気持ちも・・
彼女に対する印象と同時に、理解はできても納得はできない・・
この、花魁が肌を重ねることを求めるが、客である男の方がそれを拒む・・
本来ならば好きでもない男に抱かれて女は喜びなど感じるはずもないのに、彼女はこともなげに告げてしまう言葉・・。
この、なんともいえない距離感や雰囲気・・
花街の花魁のお話なのに、禁欲的デエロティックな雰囲気がたまりません・・♪
甘い雰囲気、甘い言葉に、さりげなく触れ合う肌の温もりに、たまらず頬を染めるめぐみの姿をみて、ああ、やはりこの子も少女なんだな・・なんて改めて思わされてみたり。
年齢よりも大人びている~という雰囲気が、このアナザーでは、より、いっそう強調されている感じが又良い雰囲気です♪
けれど、彼女が大人っぽく見えるのは消して内面からではなく、上辺だけ・・。
花魁の仕事をひきうけたのだって、男女の営みを理解していなかったからこそなんだろうな・・
と、なお更思えて仕方がなく・・。
まあ、私も大人ぶって背伸びしていた時期はあります。
無意識に・・ですけれどね。
大人なんて信用しない、それでも今は大人がいなきゃいきていけない、でも、早く大人になって、こんな世界抜け出してやる・・。
と・・
けれど、自分自身と彼女自身を比較すると、当時の私には彼女とは違い、ある意味夢や願望を抱いていた・・
けれど、そんな風に思えるようになったのはいつごろからだったろ・・
もっと幼い頃は、自分はどんな風に生きていたんだろ・・
なんて、彼女を見ていると、ふと思わずにはいられませんが・・・(笑)
そんな中、彼女の花魁といての生き方は、どこまでも夢現・・な感じで・・。
そう、彼女自身が抱く彼への思いも・・
周りにせかされ、遅れまいと必死に背伸びをしすぎた結果、その思いが殻回りになる・・なんてことはよくあること。
だって、相手ではなく、自分のことしか見えてない状況ですから。
そうして初めて知るんです。
誰に何をされても平気なんじゃない、この人だから嫌ではなかったのだろう・・と・・。
自分も大事で、相手も大事
時には自分以外のものを優先する・・それも又、真実の愛の一つの形なのかもしれないけれど・
互いが互いにそれを求めているのなら、それもありなのかな・・・と・・。
愛する人がいるからこそ、他の男と肌を重ねることは辛い。
けれど、その辛さを乗り越えるため忘れちゃいけない希望というものがある。
けれど、その希望を抱き続けるのって、きっと生半端な思いではできないのだろうな・・
なんて思いつつ・・
結局、純愛ED~ということで・・
いろいろ問題はるけれど、兄にも祝福される中、二人一緒ならば・・・という感じの終わり方・・でしょうか♪
そして、依存EDはというと・・
まさに、希望を抱き続けることの苦しみに負けて、バッドEDにまっしぐら~~
とでもいうような、シビアな展開に!
そして、そのラストは・・
依存・・というにはあまりにも静かな終焉・・
という言葉の似合った結末。
悲しみや苦しみよりも、複雑でどこか切なくも哀れな恋の終わり・・
そんな感じでしょうか。
月影の鎖としては、思いの他心穏やかに~でも、やるせないような感情の残りそうな・・
そんな感想です。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。