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鋼の錬金術師 fullmetal alchemist 62~最終回、ラストのエドの台詞が凄く好き♪ [アニメ]

敵を追い詰めるエド・・
追い詰められ風船のともし火となりそうな目の前の悪魔・・
そして、更なる悲劇・・
いや、暴走が始まる。
力を求めるあまり理性も何もかも失った奴は、力あるものの力をすいつくそうともだえ苦しみながら求めます。
そして、その被害者は・・
精神を共にすることで敵同士というわくを通り越し、心を通じ合わせ、共に戦いあおうと約束したはずの同士・・・
そう、仲間のために、彼もまた自らの身を敵と共に散り行く存在となる。
心通いあうはずのなかったもの同士が、これから共に歩んでゆけたかもしれなかった存在。
けれどそれは、失った仲間の存在を再び手に入れたと思った瞬間が永遠の別れだなんて・・
あまりにも切なすぎて・・
その命と引き換えに皆を助けるのです。
そして、その時の人ならざる物の叫びが・・
妙に切ない。
きっと、彼は求めていただけなんです。
自由を、閉じ込められた瓶の外の世界が知りたくて、手に入れたくて・・。
何もしらぬ子供が求めすがるように・・
けれど、その無垢なまでの思いの結果があまりにも残酷すぎたのがよくなかった・・
そう、自分を信じず、他人の力を盗み他者の力にすがるだけではだめなのです。
自分自身で自分を成長させなければいけないのです。
欲すること、願うことは悪くない・・・
ただ、正しき求め方を選ばなければならなかった・・・。
他者に絶望を与えたものは、自身にも絶望を与えられる
どんなに泣き叫んでも、それは変わらない・・
子供のように助けて、いやだと叫ぶ姿は切なくもありましたが・・。
なぜでしょう・・
敵として戦っていた者たちの、最後の最後は同情せざるおえない気持ちになってしまうのは・・
人ならざるもの・・
異形な姿となったとしても・・
間違った行動だったとしても・・
そこにいきつくまでの過程に垣間見た、人と同じく心が存在したからだろうか・・
そんな、どこか尾をひく戦いの結末に残ったのは・・
世界の命運を守った代償に失われた、かけがえのない存在・・・。
そう、目の前にある魂の抜け殻となったアルの姿・・
エドを助けるためにとった行動の姿・・・
助ける方法はある。
けれどもう、人の命を代償にしてまで自身の願いを叶えたくないと叫ぶエド・・
けれど、救いたくないわけじゃない。助けたい、だから悩み苦しいと叫ぶのです。
そして、ここでようやく、エドへと父親の本当の思いがつげられる。
子供のためになら親は自身の命をかける。子愛し、子供の幸せを願うから・・
最後くらい父親らしいことをさせてほしい・・・と・・。
そういってみせる父親に、馬鹿をいうな、もう家族の命を代償になんてしたくない、そう、涙を零しながら叫びます。
そして考えます。
何があっても諦めない、強くまっすぐな彼の心・・
そして、彼が出した決断と、選んだ対価は・・
人の命以上に大事なものなんてないのです。
力があれば何でもできるわけではない
人はちっぽけな人間です
けれど、ちっぽけだからこそ、心通い合わせてくれる仲間がいて、ともに生きてゆける
そう・・
これから若者達による、新しい時代が始まっていきます。
その代表として、ロイはきっと軍の中で活躍し、この国の未来を作っていくでしょう・・
そう、ある一人の男の人生の終止符とともに・・・・
長い間生きて生きて、孤独に歩き続けて・・
そして、ようやくたどり着いた安らぎの場所・・・。
そう、人は限りある命だからこそ意味がある
この男は今、ようやく役目を終え、意味のある人生へと終わりをつげたのです。
それは、寂しいことかもしれないけれど、残るのは悲しみだけではない。
だって、彼の生きた証はこれからの若い人たちの未来へとつながっていくのですから。
そう、ロイの体のことだってそう・・
彼は不自由な体だからといって、それに甘んじることも、諦めることもなく高い志を持って日々を生きているのです。
ハンデを背負っていたとしても、その身の上をどうしていくかは本人次第
立ち止まるのも、歩き続けるのも本人の自由
駄目な人生か、実りある人生を送るか、生きがいを感じるか感じられないか人の心でどうにでもなっちゃうんですよね。
どんな理由であれ多くの人の命を奪ってきた、その罪は消えるわけではない。
ならば、だからこそ、今できる目の前のことに必死になるしかないのです。
命に勝る物なんてこの世にはない・・
けれど、命以上に誇るべきものが存在するのも確かで・・
犠牲となった人の命を無駄にしないために、罪とわかっていても背負わずにはいられないものもあるのかもしれません。
なくなった人たちの思いの分まで・・というやつでしょうか・・。
罪が消せないのならば、その罪を忘れないために生きていくのも人の生なのかな・・・なんて思います。
宗教や文化の歴史は重んじるべきもの・・
そこには人の生きた証があり、それをなくすことは、過去を無くし未来を作っていけなくなる
過去の過ちがあるから今があり、過去の過ちから学ぶからこそ未来がある
そう、罪は償わなければいけない。そして、永遠に忘れてはいけないのです。
人に心というものがある限り・・。
人の情は温かく優しく、時には厳しく・・
本当に・・・
人って愚かで馬鹿で醜くて・・
けれど、だからこそ必死に生きて悩んで、苦しんで・・
人を愛して愛されて・・
そんな彼らが愛おしい・・
そう、思わせてくれます。
人間だって、愚かな生き物ばかりじゃない
ちゃんと大事な物を守るため、忘れちゃいけないものを胸に抱いて、頑張っている人だって、確かにいるのですから♪
そして・・
エドとアル、ウェンディの再会による抱擁ののシーンは何度も感動的で・・
当時の作品はこういう雰囲気の終わり方~の作品が多かったな~~なんて思いつつ・・♪
そして、そういう人の温もりを深く感じられる雰囲気の作品が、今も昔もとっても大好きです♪
世界は救われたけれど、問題が全て解決したわけじゃない。
ホムンクロスと人間の共存がどうなるか・・
先のことなんてわからない。
エドと、アルの目的の一つはこれで適ったけれど、彼らの人生はまだまだこれからなんです。
今まで沢山の人との出会いにより支えられ、生きてこれた彼ら。
その感謝の気持ちを同じ分だけ返すだけでは物足りない。
与えてくれた分以上の感謝で返したい・・
色んな、悲しい経験をつんだことでたどり着いた彼らの結論。
救えなかった人の分、それ以上に救える人を多く作りたい・・
きっと、そういう思いなんだろうと思います。
今までの経験を生かして、今できることを精一杯頑張りたいから・・。
そうして、彼らは旅立ちます。
それぞれの目的と思いを抱き、新しく広い世界をみるために・・。
そして、そして~~とうとうエドがウェンディにプロポーズを~~!
その、プロポーズの台詞があまりに不器用なエドらしくて・・
そんな彼を、しっかり包み込んでみつつ、大胆な台詞で受け入れるウェンディが最高でう!
せっかくのプロポーズなのに、ムードもへったくれもないけれど、それが彼らしくてまたいいというか・・。
そして、汽車にゆられながらのエドの台詞が凄く大好き♪
痛みを伴わない教訓に意義がない。人は何かの犠牲なしに何もえることができないのだから
しかし、その痛みに耐え、乗り越えたとき、人は何者にも負けない強靭な心を得る。そう、鋼のような心を・・・
そうなんですよね、今の若者は辛い事から逃げてばかりで、そんなだから小さなことで簡単に躓いて現実から逃げてひきこもりになったり、他人の迷惑も考えず無断で仕事をやめたり、当日欠勤したりしてしまうんです。
絶えることを知らないのは無知と同じ・・な~んて、私は思います。
辛さや苦しみの経験は、何にも負けない自信と豊かなる人生を得られるものだと・・気づいて欲しい。この作品を見て,、養う心を持って欲しい・・
と、思います。
少なくとも、私は学校での集団苛めと、親からの虐待一歩の教育敵意指導のおかげで根性だけはたたきこまれた・・
そのおかげで、多少(見えにくい所では、やや)個性的な価値観は少なからずありますが(笑)、少なくとも、人を傷つけない、思いやり、努力し工夫すること、他人の言葉に耳を傾ける、我慢や忍耐力、物事をよく考え行動する、物を大切にする・・
という、社会に必要な最低限の知識は備わった気がします。
だからこそ、こういうことを言いたくなるんですよね~。
もちろん、自身の経験による価値観・・なんですけれどね・・。
時には逃げる勇気も必要だとは思いますが、なんでも間でも逃げてばかりでは、何も得られないし、それは勇気ではなく、単純に甘えているだけの人間の行動だと思うので・・。
逃げていいのは、普段(愚痴をいう暇もなく)目の前のことに必死に頑張れている人だけかな・・
てことを言いたいです。
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