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鋼の錬金術師 fullmetal alchemist 33~40話 [アニメ]

エドって、背丈が小さくて、血の気と負けん気が強くて、少々怒りっぽい少年だけれど・・
とっさの状況判断や、物事の考え方等いったことに関してはけして幼いわけでもなく・・
それどころか、年齢よりもずっと年上の感じがします・・♪
ガンダムでいなれば子供なりに社会情勢をきちんと見て、考えて行動できる子・・
とでもいいましょうか・・。
信じるべき人と、値しない人の見分け方・・
多くの修羅場を乗り越えながら、多くの物事を見てきたエッルック兄弟・・
けれども彼はいいます。
自分たちの視野は狭く世間知らずだと・・
国家錬金術師という立場でありながら・・も・・
自分の力を慢心するわけでも誇示するわけでもなく・・
そう、これが、力あるべきものの本来の正しき力の使い方と認識なのです
そして・・
その知識と行動力により、彼らは知ってゆきます
軍という組織が何を起こし、そのために何を犠牲にしてきて、何をしようとしているのか・・
その真実を・・。
過去の不必要な戦の理由・・・
そして、この国のどこが可笑しいのか・・・
不死の命・・
命の再生・・
それらはけして行ってはいけない禁忌・・・。
そして、エルリック兄弟の父の心理・・
もっと、残酷で非道な方だと思っていたけれど、それは、ただの誤解であり、人として、一人の父親としての結論と行動でしかなかったことを・・
そう、無愛想で、ずっと背中を見せ続けてきた彼だから・・
妻の笑って向けられた言葉に、感動の涙を流す姿に、酷く胸をうたされたのです。
そして、もう一つ胸をうたれたのは・・
自身の立場よりも正義を選んだ上官がカッコイイ!
それにひきかえ、部下を自分たちよりも下のものだ・・
自分たちだけが特別だといってみせる上司が哀れで、醜くみえていたし方なく・・
そう、敵の中にもカッコイイといえる人達は、私利私欲ではない、自身の、それぞれの意思や信念を持っている人達・・。
それが、正しくても間違っていても、人の命や仲間を思い向き合う姿は、カッコイイんです。
けれど、反対に私利私欲、俗物的なものの考えしか持てない人間は、ただただ醜い存在にしかみれなくて・・。
人が人として生きるに値する立派な目的を持っていきてる人って魅力的です。
誰かの役に立ちたい、会社のためとか、友人、家族とか・・
大きな目標ならば何か新しいものをこの世に生み出したい、会社をたちあげたい、社長に昇進したい
全国大会に優勝するとか・・
て、別に大きいな目的じゃなくていい・・
どんなに小さくとも、大きくとも、大事なのは、そういったものを抱いて生きていけれうかどうか・・。
犠牲なくして得られないものと、犠牲にすべきではない巻き込んではいけないもの・・
いろいろ難しいものです。
目的のためには手段を選ばないのもだいじだけれど、その手段を間違えてはいけない・・
な~んて線引きが・・
自分たちの望みをかなえるためにならば、他者はどうなってもいい・・なんて考えはもっての他であり・・。
ロイの方はロイの方で、個人一人で動いているようで・・。
人間関係って、本当に繊細なつながりでなりたってます
ただ単に、口先だけけむたがれているのと、信頼されていないのとは、まったく違う・・。
嫌いだけれど、腕は立つし頼りになる・・
いい子だけれど、不安で安心できない・・
などなど・・
人の感情って繊細で、単純明快なものでもないんですよね。
どんなに好きでも、やはり頼りになれる子とそうでない子・・
キャラクターとしては苦手だけど、実は一番頼りがいがあったり・・(苦笑)
まあ、好き=信頼できるし~てのは別といいますか・・(笑)
人付き合いって、やっぱ人それぞれの付き合い方があって、それぞれのつながり方があるというか・・♪ そして・・
あの人のあの言葉が、今ここで改めて認識を・・
そう、今までもっていた彼の家族に向けての言葉の真意を、37話で知ってしまっているのです!
そして、リザはどこまでも冷静で勇敢な女性で・・
そして・・そんな彼女の心の支えともいえるロイの存在が・・・
いいですね・・
不安で心押しつぶされそうな、そんな時にタイミングよく、冗談めかしな調子で声を聞かせてくれるロイ・・
しかも、彼女の心の不安を即座に察してしまえる・・・
本当に、この二人の関係って、上司と部下だけなのか・・
と、思わずにはいられません!
本当に、イイタイミングで現れるヒーローです!
正直主人公のエド君より、もの凄く好きだ~~(笑)
大人の男性としての魅力としては・・ですが・・♪
そして、エドの方はエドの方で・・
というか、女の子は強いですね。
待ってるだけなのは嫌、現実から目を背けるのも嫌・・
と、不安に心押しつぶされそうな思いを・・
両親を殺した相手を前に、どんな思いで語りかけようとするのか・・
けれど、その勇気は結果的に・・
新しい歌もすごくいいですね。
曲だけではなく歌詞も・・

旅の中、掴みかけては離れていった・・
けれど今は何も恐れる必要はない
心つなぐ強い絆はけして解けない
探し続けてたどり着いたこの場所でエピリオドに
悲しみ怒り、力にかえて運命はすぐそばに・・

て、まさにエルリック兄弟たちの生き様を描くそのもの~~♪
もちろん、そんな彼らを見守る一人の少女もそのうちの一人で・・
本当に守られているだけじゃないんですね。
泣きそうな笑顔を見せる彼女の頭をそっと抱き寄せるエド・・
こういう、何気ないシーンが本当に好きです。
そして・・彼女の心の高潔さ・・
理不尽は許してはいけない
同時に、その憎しみはこらえなければいけない。
この言葉の深さがなんともいえません。
人は、心ある生き物です。
人を憎んだりねたんだりする思いはあるでしょう。
完全に消すことも難しいでしょう・・
けれど、その思いが人の生きる力や目的にもなる・・。
ただし、憎しみにのまれてはならない
罪を許さず、人を憎まず・・
という表現になるのでしょうか・・。
罪を許すということは、その人の罪をなくししてしまうこと・・。それじゃだめなんです。
殺人、交通ルールを無視した命しらずな運転にしろ、人をだまして金品を奪う犯罪にしろ、それらは許しちゃいけない。
二度と理不尽で残虐な行いがおこらないように、怒りを外に出すのではなく、内に秘めて行動するんです
そして、罪を犯した人にはその罪を一生背負ってもらうこと・・。そうやって人は変わっていく・・・。
けして、それらは簡単に改善できることではないかもしれないけれど、小さな行動が大きな変革へとつながるかもしれない
抱いた憎しみを外部にぶつけても、失ったものは戻ってこない・・。
その憎しみはふくらみ、余計に被害が大きくなっていくだけなのです。
抱く憎しみに負けてはならない、のまれてはならない、抑える心の強さ・・・。
それを抱かなければ憎しみは連鎖し、誰も救えない。誰一人も、未来のあり方も・・。
諦めずに生きていく・・。
もがいて、あがいて、悩んで、苦しんででも・・。
どうせとか、しょうがないとか、そんな言葉はマイナスでしかなく、何の役にもたたないし、ただ邪魔なだけ。
そんなこといってる暇があるならば、今できることをやるだけなのです。
そういう意味では、エドよりも彼を心配し思うウェンディのほうがずっと大人なのかもしれません。
そうして、エド達は求めて歩きます。
誰の犠牲もなく手に入れられる不死の体、エルリック達の体を戻す方法・・
そして、この世界のあり方の真実を求めて・・

タグ:ハガレン
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