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魔法使いの嫁 21話 [アニメ]

魔法使いの嫁 21話

とうとう、この展開がきたか~
という心情です。
冒頭はエリアスの心理描写による彼の過去からくる想い・・
そして、今抱く、知世への深い、深すぎる執着という愛情・・
そう、人から愛を与えられたことのない人間が始めて人に愛され、愛する気持ちを知ったとき・・
なんでもそうですが、人間ってのは辛いことも幸せなことも、積み重ねにより免疫が出来てきます
正しい愛情を深く、多く貰えれば貰える程、自身の他者への正しい愛情表現の幅も広がります
反対に、それを与えてもらえなかった場合は、愛情の表現の仕方が理解できないまま成長してしまう・・。
小さな器に入りきらない愛情は行き場なくあふれ出てしまうのです。
そしてそれは、執着・・。
他者はどうでもいい、愛する人だけが全てで他はどうでもいい・・
なんて、間違った道筋を作りかねないのです。
物事を沢山知るということは、それだけ知識を増やし視野を広げるということ・・・。
でも、愛を知らないエリアスには、自分を愛してくれる唯一の人が智世一人であり・・
彼の視野は彼女の存在だけになってしまっている・・
それが、今回の発端となってしまうのです。
それは、とても恐ろしいこと・・
人の心を知ってしまったがゆえに・・
彼を愛してくれ、彼が求める人物がただ一人に固執してしまったが故に・・
とても、苦しくて、切なくて、行き場のない思い・・。
愛してしまうことはけして罪ではない・・
でも、愛仕方を間違えてはいけないのです。
それは、相手を不幸にする結果を招きかねない。
愛は押し付け合いではなく譲り、与えるものですから・・。
悲しい現実から逃げることは出来ない、だからこそどうすべきか、最終手段に出てしまったのです。
それは、エリアスだけでなくルツも同意してしまっている結果なのが、凄く驚いてしまいましたが・・
彼だけは何があっても彼女の見方だと思っていたので・・
だって、彼女の心と深く繋がり、彼女の気持ちを理解出来ている限られた一人ですから・・。
そして、智世は、その行為は自分という個人を愛してくれているからだと察します・・
だからこそ彼らの行為を止めに入るし、そんな行為を行なおうとした彼らに腹を立てた・・。
誰だって、信頼される人間に裏切られるのは悲しい・・・
悲しみが通り越して、愛情が深いがゆえに憎しみにもなってしまう・・
人間って難しいものです。
正しき愛を与えるのって、自分をちゃんと見つめ直し、そんな自分すらちゃんと愛せる人間なのかもしれない・・
だって、自分自身を愛せなければ、回りに愛を与えるなんて難しいことではないのでしょうか?愛はどうしどうされるのが素晴らしいことなのか、自分の身で感じられてこそ、他者に愛情を注げるのではないか・・
そんな風に、魔女の集会での会話で思いました。
私自身、他者により多くの愛を注げていた時期って、自分で自分のこと、少なくとも好きで自身に自身を持てていた時期が一番ピークだったんじゃないかな~て、思いますから♪
そして、それを、どう求め、探して生きていくかも本人次第・・。
もしも間違った道を歩んだとしても、途中で気付いてやり直せばいいし、その時間も消して無駄なものではない・・
全てが経験であり、学びなのです
きっと、エリアスには、その経験を学びと受け取るにはまだ心が幼い・・てことなのかもしれません。
子供には子供の気持ちと生き方があり、大人には大人の気持ちと責任があり・・
誰かの犠牲の上で誰かを助けたいという思いは、間違ってるとか正しいとか簡単な一言ではくくることは出来なくて・・
ただ、間違いなくいえるのは、そんなことして助けられた人は消して喜びはしないだろうということ・
それを、エリアスは知らないのです。
初めて、何かを求め、強い意思を持って行動に移すことの出来たエリアス・・
けれどその行動は、結果、エリアスと智世・・
そしてルツの心をもバラバラにしてしまう結果になってしまうのです。
智世は諦めず、エリアスと共に頑張ろうと決意したけれど、彼には、その想いが届かなかった・・
理解できなかった・・。
理解出来る程にエリアスは物事を知らなかった・・。
彼女を愛する余り自分の思いを優先してしまったのです、エリアスは・・
心からの裏切り。
そう、一番やってはいけない形で・・。
エリアスだけでなく、ルツまでもがその行為に賛同してしまうのは本当に悲しいこと・・
視聴者の私よりも、智世の方が察しがよかったのが驚きでもあり・・。
彼らが自分に黙って何をしようとしているかが問題ではなく、今の智世に必要なのは自分がすべきことが何かを悟っておくべきだと・・。
彼女は誰かに導かれるでもなく、彼女は彼女自身の意志と心で動いていきます。
困難な波に自ら飛び込む必要はない、嵐の生みをしっかり羽ばたいて跳んでいくようにしなさい。
という言葉が凄く胸に響くす、凄くわかります。
背負うべき苦労と、背負わなくてもいい苦労があり・・
ただ、どちらにもいえるべきことは、自らの意志で進んでいく強さと知恵を身につけて生きていくことが何より大事だということ・・。
何もしないで、起きたら全てが解決できてるなんて、そんな都合の良いものはこの世には存在しなくて・・
そして・・
ようやく瞳に光が差すようになった智世の瞳が、一瞬、光を失い闇の色に犯されてしまうのです。
死んだ魚のような瞳は、一瞬背筋を凍らせるような、恐怖を感じてしまったかもしれません。
ようyく生き生きといき始めた彼女とのギャップが激しくて、股、昔の彼女になってしまうのかという不安が一瞬過ぎり・・。
本当、彼女の大事な人の命を奪おうとしたことの罪も、執着や独占欲という思いにかられ、回りが見えなくると、こういう結果を招きかねないので、本当~~に気をつけなきゃいけません。
本当に愛を与えるというものがどういうものなのか・・
本当に、スパルタ教育と体罰の違いを理解していない愚かな大人達は、エリアスと同じように、愛し方というものを知らない人たちなのかな~なんて思いつつ・・。
待て、次回!

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